巻き爪が痛くて歩くのがイヤ。
好きな靴も履けない。
そんな経験ありませんか?
症状の度合いは違うにせよ、なんと全人口の10%が悩まされているんですって。
巻き爪の原因や正しい切り方、巻き爪の手術、対処法についてまとめました。
目次
どうして巻き爪になってしまうのか
靴が原因
足に合わない靴は、巻き爪の原因になります。
特に女性は先の細いくつやヒールを履くので、つま先が圧迫されがち。
靴のサイズは小さすぎても大きすぎてもいけません。
小さければ、圧迫により爪に負担がかかり外反母趾にまでなることもあります。
また、大きすぎれば靴の中で足が泳いでしまうので、これも爪の負担に。
いずれにせよ、巻き爪の予防には靴選びが肝心です。
最近ではネットで靴を購入する方も増えていますが、やはり足は体の要。
きちんと履いてみて選びましょう。
爪の切り方が原因
巻き爪で悩む人の多くが、実は爪の切り方が問題だったりします。
巻き爪対処法の第一歩、切り方は、爪はスクエアカットにすること。
当たる部分を自分でほじくって切ったり、深爪にしたり、指にそってラウンド型に
切ったりすることは絶対にNG。
この切り方を繰り返していては、本当の巻き爪対処法にはなりません。
また、伸びてきては痛くなり間違いな切り方を繰り返してしまうだけ。
そして、余計に指の肉に食い込みやすい状況を作ります。
巻き爪の正しい切り方は、爪の白い部分を1ミリほど残し、スクエアカットに!
さらには爪切りを使うよりも爪やすりで丁寧に形をつくるのが最もおすすめ。
小さなヒビが入らず、爪に負担をかけません。
運動不足が原因
人間の爪は本来、内側に湾曲する性質を持っています。
しかし、歩くことにより地面からの圧力がかかり平な爪を維持できるのです。
運動不足や、日ごろあまり歩かない人は地面からの圧力を受けるのが少なくなり
巻き爪になってしまうというわけ。
きちんと指を地面につけることを意識しながら歩行したり、適度な運動をすることは
巻き爪対処法としても大切なのです。
加齢が原因
年齢ともに、身体の水分量は少なくなってしまうもの。
このため、爪の水分も減少し固く分厚くなっていきます。
また、運動不足が原因で巻き爪になることがある、と述べたように、寝たきりに
なった高齢者の方には巻き爪がとても多いそう。
爪にもしっかりと保湿してあげることが必要ですね。
スポーツが原因
靴を履いて行う、足を踏ん張ることの多いスポーツも巻き爪の原因に。
バスケットやサッカー、バトミントン、陸上競技などを本格的にされている方にも
巻き爪は多いようです。
やはりこの場合も、大切なのは靴選び。
スポーツの功績にも影響を及ぼしかねないので、痛みが酷くなるまえに
巻き爪を緩和しましょう。
遺伝が原因
親が巻き爪だから、自分もなる。
というわけではありませんが、なりやすい爪の固さや形が遺伝していれば
巻き爪になりやすいといえる、というのが本当のところ。
あくまでなりやすい爪であったとしても、巻き爪はしっかりケアすれば
対処できます。
巻き爪治療は何科で受診するの?治療費、治療法は?
巻き爪は、おもに皮膚科の受診でかまいません。
重症になったり状態によっては、外科や形成外科・美容外科で診てもらうことも可能です。
本当に軽度の巻き爪であれば、痛みどめの内服や部分的に爪を切り取ってもらいます。
もう少しすすむと、ワイヤーで固定したり、プレートをはめたりと矯正を目指す治療が
行われます。
重度になると、局部に麻酔をしあたっている爪の一部を切除します。この場合は
保険が適用され、8,000円前後で治療が受けられるのが一般的。
重度の場合の代表的な治療方法は、
フェノール法
ベンゼンから合成される「フェノール」という薬品を使った巻き爪治療法。
爪の端を部分切除し、爪をはやしている爪母(そうぼ)の一部をフェノールによって
変形し、巻いてしまう爪が生えてこないようにするものです。
この治療法は短時間で痛みも少なくでき、巻き爪の度合いが酷く、爪が化膿していても
可能なのですが、爪の幅が見た目でも狭くなってしまう上に巻き爪の再発率も高く
多くの経験者が満足しきれない治療法といえます。
保険適応で約6500円~8500円程度かかります。
爪母全切除法
最も重度な巻き爪になると、爪母(そうぼ)全切除法という治療が行われることも。
この治療は部分的にではなく、巻き爪になってしまった指の爪そのものを
もう生えてこないように治療するもので、治療後3週間も歩行に困難をきたしたり
鎮痛剤を服用しなければならなかったり、とてもつらい治療になるようです。
指に爪がなくなってしまうことに抵抗のある方も多いようで、あくまで巻き爪治療の
最終的手段といえます。
このように、巻き爪の治療はまだまだ未開発な部分もあるようです。
なぜなら爪に特化して研究をすすめるお医者さまはなかなかいないそう。
巻き爪は病院で治ったという声より、様々なアイディア治療法の紹介が多く取沙汰されて
います。
自宅でできる巻き爪対処法
コットンパッキング
こちらはとても巻き爪対処法として有名です。
爪の当たってしまうところにコットンを小さくちぎり、詰めることで痛みを抑えます。
爪のやわらかくなる入浴後、患部をきれいにして少しずつピンセットでコットンを詰めます。
毎日、入浴する際にはずしキレイなコットンに交換しましょう。
軽度の巻き爪には十分効果が期待できます。
パーマ液
爪にパーマ液?
しかし、調べていくと意外に沢山でてくるこのパーマ液巻き爪対処法。
こちらはあまりお勧めしませんが、パーマ液に浸すと爪がやわらかくなるため
市販のワイヤーなどをつけ、爪のカーブを矯正するという対処法です。
ワイヤーは、爪に穴をあけて通したりすることが必要なためなかなか実践は
難しそうです。
テーピング
市販のテーピングを切り、爪と指の間にスキマをつくるという巻き爪対処法。
こちらもとても手軽ですが、ごく軽度の巻き爪の方にしか効果は期待できません。
効果に定評のある巻き爪矯正グッズ
大半の巻き爪の方は、軽度~中度の症状で自己流にやりすごしているのが巻き爪。
たかが足先の一部といえど、神経が沢山通る指先の痛みは、日常生活にも
支障をきたします。
最近では、巻き爪の治療は病院よりも優れた巻き爪矯正グッズに人気が高まって
います。
巻き爪ブロック
自宅の巻き爪矯正グッズといえば巻き爪ブロック。
本格的な「巻き爪矯正」がご家庭で簡単に!
サイズを選ぶのがちょっと難しいところですが、ぴったりなサイズを使うと
10分程度で痛みが和らぎ、装着感もさほど気になりません。
ただ一つの難点は、爪が短いと使えない・・・というところ。
日頃から痛くなるのを恐れ深爪にしている巻き爪さんにはちょっと難しいグッズです。
ただ、お値段はSMLのフルセットでも3,000円台とリーズナブル。
コスパがよいことも手伝い10万個も販売されている人気商品です。
巻き爪ロボ
たった30分で矯正できるという巻き爪ロボは、なんと医療機器としての認可を取得。
シュールな見た目ですが、巻き爪を早くどうにかしたい!という方に試してほしいグッズです。
巻き爪ロボには、爪の変形具合によってAタイプ、Bタイプの2種類を選びます。
お値段はちょっと高いのですが、その効果は絶大。
一度使うとかなり矯正されるようですが、時間が経過し、再度巻いてきた爪に
何度も使用することが可能。
病院で、切ってもらったり爪母を殺してもらうよりずっと口コミ人気は高く、繰り返し
使えることで結局通院よりもコストパフォーマンスがよいといえそうですね。