腸の不調は便秘だったり下痢をおこすことで、分かりますが排便があるから大丈夫、と思い込むのはNG。
実はあなたもひっそりと、腸トラブルをおこしている可能性は非常に高いんです。
また、それぞれの腸トラブルによって太り方まで変わってくるんだとか。
代表的な5つの腸トラブルと、特徴的なそれぞれの太り方についてまとめます。
目次
腸トラブル1:つまり腸
便秘がちな人に多いタイプの腸
・体臭・口臭が気になる ・便がコロコロ ・左下腹部を押すと痛い ・肌荒れが気になる ・水分をあまりとらない ・野菜不足 ・発酵食品を食べない |
これらの項目に2個以上当てはまるなら「つまり腸」。
普段から便秘がちな人に多く、水分をあまりとらないので腸内の必要な水分も不足し、便が固くなり排便も困難に。
左下腹部を押して痛みを感じたり、さわり心地が硬かったらS状結腸に長い時間便が溜まっていることを示しています。
この状態が長く続くと、便はますます固くなり悪臭ガスも発生します。
そのために、オナラがとても臭かったり、口臭が気になったりするようになります。
つまり腸の人はこう太る!
つまり腸の人は、大腸の動きが鈍いのが特徴。
お尻や足などに脂肪がつきやすく「下半身太り」しやすいといわれています。
また、腸内にたまった老廃物の影響で肌荒れをおこしたり、後で紹介するガス腸になってしまうことも。
つまり腸さんへのアドバイス
水分は摂りすぎてもよくありませんが、適度な水分補給をこころがけましょう。
一度、トイレで小をしたらつぎトイレに行くまでに、排出した分以上の水分を摂ることをこころがけましょう。
腸トラブル2:ガス腸
大腸を中心にガスが溜まっているタイプの腸
・外食が多い ・お腹がよく張る ・甘いものが好き ・膨満感気味 ・お肉・炭水化物が好き ・食事のときあまり噛まない |
これらの項目に2個以上あてはまるなら「ガス腸」。
主な原因は食事。
お肉や炭水化物の摂りすぎは、腸内のガスを大量に発生させやすく、お腹が張ってしまいます。
また、あまりよく噛まずに食べたり、早食いしてしまうこともガス腸の原因になります。
余分な空気が消化器官に入り込み、それがやがて腸でガスへと変化します。
あまりにお腹が張ると、痛みをともなうこともあります。
ガス腸の人はこう太る!
ガス腸の人は、全身ぽっちゃり型。
ガスは気体ですから、上のほうに溜まります。
特に太って見えるのは、おへその上あたりなのが特徴です。体系でいうとりんご型。
炭水化物、お肉、甘いものが好きな人や栄養バランスが悪い人に多いのが特徴です。
ガス腸さんへのアドバイス
ガスそのものが悪いわけではないのです。
お肉などによる悪臭ガスがNG。食物繊維を摂るように心がけましょう。
腸トラブル3:過敏腸
繊細な人が陥りやすいタイプの腸
・生活リズムが不規則 ・よく眠れない ・ネガティブ ・便秘と下痢を繰り返す ・食事をとるとお腹が痛くなる ・お腹の右側を押すと痛い |
これらの項目に2個以上あてはまるなら「過敏腸」。
過敏腸は繊細な人がもっとも陥りやすい腸トラブル。
腸は第二の脳ともいわれる微細な感覚を持っています。とてもメンタルの影響を受けやすくストレスが続くと下痢をおこします。
その結果、腸内環境は乱れ便秘と下痢を繰り返すようになってしまうことに。
右側のお腹を押すと痛いのは、過敏腸の特徴であり上行結腸が過剰に反応しているためです。
過敏腸の人はこう太る!
過敏腸の人は、ズバリ「ずん胴」タイプ。
ストレスによって、腸の動きが低下しているので栄養素をうまく吸収することもできません。
キレイに痩せることがむずかしかったり、食事量を減らしても逆に吸収しすぎて太ってしまうことも。
おへそまわりが硬いのが特徴的です。
過敏腸さんへのアドバイス
ストレスを上手に解消してリラックスすることが、過敏腸を避ける最大のポイント。
リラックスして正常な腸の動きを取り戻しましょう。
常に、深呼吸、が大切です。
腸トラブル4:むくみ腸
腸がむくんでしまっているタイプの腸
・長時間同じ姿勢でいることが多い ・肩こり、頭痛持ち ・夕方足がむくむ ・お風呂はシャワーのみ ・水分をよく摂る方だ ・低血圧、低体温 |
これらの項目に2個以上あてはまるなら「むくみ腸」。
水分の代謝が悪かったり、水分の摂りすぎによって腸自体がむくんでしまっている状態に。
腸がむくんでしまうことによって、腸や全身のめぐりが滞っています。
足がむくんで仕方がない、という悩みを持つ人も実はこのむくみ腸が原因であることもあるんです。
むくみ腸になると、どうしても体内に水分を溜めこみがちになるので、全身の冷えに悩まされることも。
むくみ腸の人はこう太る!
むくみ腸の人は、「全身むくみタイプ」。
水分をうまく体外に排出できないため体自体もむくみやすく、常に体のどこかしらが太って見えてしまうのが特徴。
水分は時間とともに下半身にたまりやすいので、午前中は顔がぽっちゃり、夜にむけて足がパンパンにと変化していきます。
むくみ腸さんへのアドバイス
同じ姿勢でいると悪化する一方。
足首の曲げ伸ばしや、ストレッチを仕事の合間やトイレ休憩の時に心がけて。
屈伸もとっても効果的。
腸トラブル5:下垂腸
下に下がってしまっているタイプの腸
・運動不足 ・猫背 ・疲れやすい ・冷え性(お腹回りが特に) ・低体温 ・生理痛が重い |
これらの項目に2個以上あてはまるなら「下垂腸」。
本来あるべき正常な位置よりも、腸が下にさがり落ち込んでいる状態。
日頃の運動不足によって筋力が低下していたり、呼吸を胸で浅くする傾向がある人に多いのが特徴です。
腸も下垂すると、その動きが鈍くなってしまうので便秘になりやすくなります。
そこへ、食べ物・老廃物の重みもかかってしまうと腸の動きは更に鈍くなってしまいます。
こうなってしまうと代謝も落ち、冷え性にもなります。
そして下がりきった腸が子宮を圧迫するので生理痛が重くなってしまうというわけ。
下垂腸の人はこう太る!
下垂腸の人は、「下っ腹ぽっこりタイプ」。
一見太っているようには見えないのに、下っ腹だけぽっこりと出てしまうのが特徴。
正面から見たらスリムなのに、横から見たらお腹ぽっこりでびっくりされてしまうことも。
下垂腸さんへのアドバイス
第一に必要なのは筋力UP。
しかも大事なのは、お腹まわりの筋肉量を増やすこと。
毎日、腹筋や背筋を取り入れてみるだけでも改善が期待できます。