アマニオイルのダイエット効果って本当かもしれません。
最近では食用油もいろんな種類が販売されていて、その効果効能も話題に。
無理にではなく、「食」を活用した自然なダイエットをしたい方にもおすすめできるのがアマニオイルを用いたダイエットです。
食生活には欠かせない「オイル」を味方につけてみませんか?
目次
健康にいいオイルとは
オイルは脳、ホルモン、細胞膜や核酸(遺伝子やたんぱく質の合成に関わる物質)、神経組織の構成成分としてだけでなく、心臓や腸のエネルギー源ともなる重要な栄養素。
オイルが不足すれば、エネルギー不足になるのはもちろんのこと、血管や細胞膜が弱くなって脳出血の可能性も高くなってしまうのです。
オイルは私たちの体内で重要な働きを担っているにもかかわらず、食用となると「太る」「健康によくなさそう」「コレステロール値があがる」と瞬時に思ってしまう人が多いのです。
ここ数年で、ガラリとかわった食用のオイルの常識。
それぞれのオイルには個性があり、その効果効能も様々です。
その中でもアマニオイルは健康にいいオイルの代表です。
オメガ3豊富なオイルは積極的に
一般的な調理に使用されるオイルは以下の図のように分類できます。
飽和脂肪酸は主に動物オイルで、わずかな植物オイルも含まれます。
牛や豚などに含まれるオイルで、ラードやバターなどの動物性脂肪の主成分となっています。
融点は高く、常温では固まってしまいます。
これは私たちの体内に入ってからも同様で、飽和脂肪酸の多くは固形のまま皮下脂肪やコレステロールとして蓄積しやすいのです。
そのため肉の脂肪分の摂りすぎは健康に悪影響を及ぼすことも。
不飽和脂肪酸は、植物、魚由来が多いのが特徴です。
融点は低いので常温でも固まることはなく液体のままさらさらしています。
これらのオイルの中でも、健康によいと注目されているのがオメガ3系列のオイルたち。
特にアマニオイルは血中内の悪玉コレステロール、中性脂肪を減少させて全身の血管を若々しく保つ効果があるといわれています。
アマニオイルの5つの効能
1.血管内で血栓ができにくくする
2.赤血球の変化を促し、血流を高める
3.高血圧予防
4.血液中の悪玉コレステロール、中性脂肪を低く保つ
5.血管の壁の弾力性を高める
アマニオイルに含まれているα-リノレン酸は体内で魚の油に豊富なEPAやDHAへと変化します。
そして上にあげた5つの効能を発揮し、動脈硬化の進行なども防ぎます。
さらに全身の血管が若返り、しなやかになることで血流が促され、体の隅々にまで栄養や酸素がいきわたる様になります。
この効果は脳へまで及んで、認知症予防についての効能も期待されているほどです。
女性に嬉しい効能も忘れてはいけません。
アマニオイルに豊富に含まれているリグナンという成分は、女性ホルモンエストロゲンと似たような働きをします。
ポリフェノールの一種でもあるリグナンは、高坂作用や更年期障害の緩和にも効果的だといわれています。
また、花粉症やアトピーなどのアレルギーにも効果があり、骨粗鬆症予防への期待も高まっています。
ごぼうの4倍近くにも及ぶ食物繊維や、血液サラサラ効果などうれしい効能がぎっしりとつまっているのがアマニオイルなのです。
アマニオイルの効果的な摂り方
アマニオイルは、「亜麻」という植物の種子から採れます。
亜麻の茎から採れる「リネン」は、私たちの生活でよく目にする繊維のひとつです。
亜麻は中央アジア原産の一年草で、最近では金田や中国、アメリカ、インドなどでも栽培されています。
日本国内では、北海道が主な産地になっています。
アマニオイルを使用するには、いくつかのポイントがあります。
効果的に摂取するためにもきちんとおさえておきましょう。
アマニオイルを使うポイント
1.酸化しやすい
アマニオイルはとても酸化しやすいオイル。
保存時は熱、光を避けることが鉄則です。
できれば遮光瓶や箱入りのアマニオイルを購入するとよいでしょう。
アマニオイルは日光だけでなく、電気の光でも劣化してしまいます。
開封したら冷蔵庫で保存するようにしましょう。
なるべくちいさいサイズもアマニオイルを購入するようにして、長くても3ヵ月で使い切るようにしましょう。
食事の際に、醤油などの調味料と一緒に食卓に並べる習慣をつけると、こまめな摂取ができます。
2.1日のアマニオイル摂取量の目安
1日のアマニオイル摂取量の目安は、小さじ1杯程度。およそ4mlです。
しかしながら頭痛やイライラ、不眠などの症状がみられる人は、8ml程度摂取してもかまいません。
小さじ1杯ならスプーンで飲んでしまおう、と思うかたも多いかもしれませんが、これは実は効果的な摂取方法とはいえません。
オイルは単体で摂取しても、胃腸で十分に消化吸収されません。
あくまで食材と一緒に摂ることが、効率的な摂取方法といえます。
3.アマニオイルはドレッシングで
アマニオイルは酸化しやすいので、加熱料理には向いていません。
最も手軽で成分を損なわないのは、ドレッシングとして使用すること。
1から手作りドレッシングを作るのは面倒・・・という人も逃げ腰にならなくて大丈夫。
市販のノンオイルドレッシングに混ぜて使用しましょう。
この方法なら毎回、食べる直前にアマニオイルを使用できるため酸化もそれほど心配しなくてよいでしょう。
しかしながら作り置きはしない方がいいです。
毎回食べる分だけ混ぜましょう。
4.炒め物に使いたいときは
炒め物にも活用したい、そんなときはオイルを使用せずに炒め物を作り(テフロン加工のフライパンで)、最後にアマニオイルをまわしかけていただきましょう。
直接火にかけるのは絶対にNGです。
5.アマニオイルと納豆
アマニオイルはそれだけで十分なほどの栄養素を含んでいますが、納豆との相性はバッチリ。
使い方は納豆1パックにアマニオイルを小さじ1杯混ぜるだけ。
アマニオイルをかけると納豆の味がマイルドになり、とても美味しくなります。
そしてアマニオイルに含まれるα-リノレン酸の中性脂肪を減らして血管を若く保ちながら血栓をできにくくする効果と、納豆が持つナットウキナーゼという酵素によって血栓予防、血液サラサラ効果がWで発揮されます。
そしてダイエットにもこの組み合わせは効果的です。
他にも以下の物にアマニオイルを合わせるのがおすすめです。
・冷ややっこ ・カルパッチョ ・おにぎり ・お味噌汁
・自作のスムージー
アマニオイルは体脂肪を燃やしてダイエットサポート
オイルは基本的に2つに分かれることをまず覚えましょう。
アマニオイルは脂肪を燃やすオイルの典型です。
そして、マーガリンなどは脂肪を溜めこむオイルです。
ダイエットをするのなら、まずオイルを上手に使用することが成功のカギ。
良いオイルを摂ることで悪いオイルが押し出され、燃やしやすくしてくれます。
ダイエットしていると、カロリーばかりが気になってしまう人が多いのですが、本当に大事なのは脂肪を燃やすために代謝を上げて「熱」を作り出すことなのです。
高カロリーであるオイルは、体内で熱をたっぷり作り体を温め、脂肪を燃やしやすい状況を作ってくれます。
細胞には「ペルオキシソーム」という脂肪を代謝してくれる器官があります。
悪いオイルを沢山摂っていると、ペルオキシソームの機能は停止してしまいます。
いわば、ショートしてしまうのです。
誰しも太りだすと、一定のところから急激に体重が増加しますがその原因がこれです。
アマニオイルなどのオメガ3系列のオイルはペルオキシソームを活性化させます。
つまり、脂肪燃焼をサポートするオイルなのです。
そのためアマニオイルを継続的に摂取していると、太りにくく痩せやすい体づくりにつながるのです。
アマニオイルは美容の基本
アマニオイルを継続すると、ダイエット効果が期待できるだけでなく、頭痛や不眠、むくみなどの解消にも効果があらわれてきます。
食べないダイエットなどを繰り返していると乱れがちな女性ホルモンも、アマニオイルの摂取によって整い生理痛が緩和されたという声も多くあります。
また幼いころからぽっちゃり型で、ダイエットを諦めていた人にも是非試してほしいオイルでもあります。
お肌の調子や、体調面もかなりよくなることが自覚できるはずです。
アマニオイルはダイエットだけでなく、体調全般に関わる美容、健康の基本のオイルといっても過言ではありません。
生きていく上で切っても切り離せない「食」の基本、オイル。
食卓にアマニオイル、を習慣づけてみませんか?