8月末から急激に涼しくなり、9月に入ってからは雨続き。
ここ最近、やる気がでなかったり怠かったり・・・
それってもしかしてプチ鬱。
雨がもたらす憂鬱と秋バテをスッキリ解消するべく、症状や解決方法に
ついてまとめます。
秋バテってなに?
夏バテならよく聞くけど、秋バテってなに?
涼しくなって過ごしやすくなるにも関わらず、以下のような症状を感じていたら
それが秋バテかも。
◆疲労感・倦怠感 ◆食欲がない ◆便秘・下痢 ◆めまい ◆やる気がでない
◆睡眠不足
秋バテの症状の原因は、まさに自律神経の乱れが大きく関わっています。
人間は、起きて活動している間は交感神経が、夜寝ている間には、
副交感神経が優位になっているもの。
ただし、夏から秋への気温や気圧、湿度の変化が私たちに影響を及ぼします。
本来は、寝ている間に優位になるべく副交感神経が、急激に涼しくなったことに
よって日中に優位になってしまうため、上のような症状がでるのです。
特に今年の夏は、記録的な猛暑。
外は凄まじい暑さだったため、室内との温度差が激しい環境で夏を過ごした人が
多く、身体はその変化に適応しようと疲れをため込むことに。
さらに雨続きで憂鬱に・・・
秋は低気圧が上空にあらわれ、9月は台風の月と呼ばれるほど気圧の変化が
多い月。
ただですら、今年は寒暖差が激しく自律神経が乱れているのに、
ここ数日の台風の影響による雨は私たちに更なるダメージを与えています。
気圧がさがると、私たちの体内の「ヒスタミン」が増加します。
ヒスタミンが増加すると、血圧の低下がおこり、むくみやすくなったり、
細胞の膨張が原因で神経が過敏になり痛みに敏感になったり・・・。
低気圧は酸素分圧も低いために副交感神経が優位になるのですが、
ヒスタミンが増加すると交感神経も活発になるため自律神経は失調状態に。
また曇っていることから、陽にあたることでだされる幸せ物質、セロトニンの
分泌まで落ちてしまいます。
セロトニンの不足は睡眠不足の原因に。
つまり、この夏から秋にかけての気候がもたらす私たちへのストレスは
凄まじいものであるといえそう。
秋バテ&プチ鬱を解消する方法とは
①秋バテ解消には何より先に温活
秋バテを解消するには、ずばり「冷やさない」
冷えた身体は体温をあげようと必死になります。
これはものすごく、パワーを消耗する作業。
寝起きに冷たい飲み物を飲むのは絶対に避けましょう。
朝、飲むものを白湯に変えるだけでも大きな変化を感じられますよ。
日中に飲むドリンクも、温かいものを選んで。
②入浴もぬるめでじっくりと
よく、熱いお風呂でないと入った気がしない!という方もいますが
熱いお風呂の入浴はとってもストレスのかかる行為なんです。
セロトニンも不足し、秋バテも引き起こしているであろう、今。
40度以下のぬるめのお風呂にゆっくり浸かることが重要です。
眠る直前に、ぬるめのお湯につかっておくと良質の睡眠への
誘導にもなります。
③食事も気を付けよう
倦怠感ややる気がでない、と感じているときにはビタミンB群が効果的。
豚肉、豆類がおすすめです。
また、湿気が多いので汗腺が覆われ汗も出にくくなっているので、
生姜、ネギ、山椒を摂取し発散作用を促しましょう。
また、紫蘇、ゆず、ラッキョウ、みかん、ゆずなどの香り成分の強いものも
食欲増進へ役立つようです。
秋バテを絶対冬に持ちこさない!
秋バテを感じていながら解消せずに、冬まで持ちこしてはいけません。
冬は気温も下がるために、この疲れをもったまま突入すると
身体は温めるために更なるパワーを使おうとするため、本当にバテきって
しまう可能性があります。
冷え性の人は、手先・足先が冷たくなることが多いのですが、本当に
温めるべき部位は違います。
温めて欲しいのは、太ももやお腹、脇の下などの太い血管や大きな筋肉の
ついている部位。
ここをカイロや湯たんぽなどで温めると、効果的に体温をあげることができます。
意識的に温活して、秋バテもプチ鬱も撃退しましょう!