最近、うっすら割れた腹筋を求め、トレーニングを重ねる腹筋女子が急増しているんだとか。
腹筋を鍛えると、姿勢もよくなり体調がよくなる人が多いんですよ。
そして自然と背中も美しくなるんです。
今回はトレーニングにまい進する女子のために、女性らしいしなやかな腹筋の定義をまとめます。
また、トレーニングに勤しむあまり、おろそかになりがちなお肌対策についても知っておいてください。
目次
女性らしい「しなやかな腹筋」の3つの定義
ただ硬いだけではない、柔らかさを合わせ持つバランスのとれた筋肉を
①柔軟性が重要
本当の意味で鍛え上げられた腹筋には、程よい柔軟性があるもの。
そして、柔軟性のある腹筋を身に着けると、動作もなめらかになり背筋ものびやかになります。。
それとは対照的に、がむしゃらに鍛えた硬い腹筋だと姿勢が崩れやすく、あらゆる動作がぎこちなく不自然な印象になります。
美しい「所作」というものは、柔らかく、正しく機能する筋肉から作られているものなのです。
②基本はやはりインナーマッスル
しなやかな腹筋は、きちんとインナーマッスルが鍛えられていることが重要。
インナーマッスルが鍛えられていると、血流や代謝がよい上に内臓の動きもスムーズです。
そのため、好きなものを食べていても太りにくく、便秘や冷え、月経痛に悩まされることもありません。
このことが気持ちも前向きにし、健康的な美しさに磨きをかけます。
③栄養が十分にいきとどくように
しなやかな腹筋を手に入れるためには、しっかりと食べることも重要。
栄養を補わずに鍛えようとすると、筋肉はこわれてしまうものです。
そうすると、柔軟性も「強さ」も作られません。
脂肪をしっかりとエネルギー源にしながら、健康的かつ効率的に筋肉を作り上げたいのであれば「糖質」は必要不可欠。
いま、人気の糖質制限はしすぎは禁物なのです。
そして、鍛えた後はお肉やお魚のたんぱく質で疲労を回復することが大切です。
しっかりとした食生活は、美しさの基本になります。
月経と筋肉の関係性とは
女性は、どうしても月経の周期によって体調が変化しやすいものです。
そのため、その都度トレーニングメニューを変えることも必要になってきます。
きちんと腹筋トレーニングすれば月経痛はなくなるの?
骨盤や、その周りの筋肉は、子宮、大腸、膀胱などの内臓が下に落ちないように支える機能を持っています。
しかしながら、月経前から月経中は一時的に骨盤が緩みやすくなり支給などの臓器が下に落ち込みやすいのです。
ただし、骨盤を支えている「骨盤底筋肉」や「腸腰筋」がきちんと機能してれば、多少の緩みが生じてしまっても、子宮の位置をキープすることができます。
ところが、これらの筋力が弱いと臓器が下垂しやすくなり、子宮などを支えている靭帯に圧がかかるため痛みが発生します。
これこそが、月経痛を重くする原因のひとつなのです。
上手に腹筋を鍛えられていれば、骨盤周りのインナーマッスルもしっかりと機能しているもの。
そのため、月経中でも不調を感じないという人が多いのです。
加えて、しっかりと筋肉がついていれば、血流量も上がり子宮や卵巣の状態も整います。
「黄体期」は柔軟性を強化しよう
排卵期が終了して、次の月経がはじまるまでの「黄体期」は月経症候群(PMS)などがおこりやすい時期。
気分が落ち込むという人は少なくありませんが、これは心の問題だけではないのです。
この時期は黄体ホルモン(プロゲステロン)が強く働きます。
このホルモンは水分を溜めやすく、排せつ機能や代謝機能を弱めてしまいます。
その結果、身体的な機能も低下することに。
加えて、筋肉に緩みが生じることも考えられるため、この時期はハードなトレーニングには不向きだということ。
ただでさえ、体調が低下しやすい時期なのでゆったりとできるトレーニングに切り替えましょう。
そして、筋肉に緩みが生じている時期だからこそ、柔軟性を高めるようにしましょう。
ハードに体を動かすトレーニングではなく、緩やかな動作のなかで柔軟性を高められるようなメニューに切り替えてみましょう。
トレーニング女子のための美肌術
いくらトレーニングを重ねて素敵な腹筋を取り入れても、お肌がボロボロではその魅力は生かせません。
トレーニングしている女子だからこそ気になる、お肌トラブルとその対策をまとめます。
腹筋女子が気になる3つのお肌トラブルと対処法
①紫外線
トレーニング中にのみならず、日常生活でも紫外線の影響を考えずにはいられませんね。
紫外線はお肌の大敵。あたってしまえば、シミやシワの原因に。
室内であっても、その脅威にさらされてしまうこともあるんです。
◆紫外線とは◆ UVとは、ultra violet の略です。 UV-A 、UV-B、 UV-Cの三種類あり、UV-Cは地上まで到達しません。UVカットの化粧品は、 「PA+」で皮膚の真皮まで届き、黒くするUV-Aを防ぐ機能を表し(+は4つまで)、SPFで表皮に作用し皮膚が赤くヒリヒリし、表皮にダメージを与えるUV-Bを防ぐ機能(最大で50)を表しています。 |
顔のお肌は、基底層から角質層まで2週間ほどかけて上がっていき、角質細胞となりフケや垢となってはがれるまでに2週間かかります。
つまり、合わせて4週間で新しい細胞へと生まれ変わる、これがお肌のターンオーバーです。
このターンオーバーが正常なリズムで定期性に行われれば、とてもコンディションのよいお肌であるといえます。
しかし、紫外線を浴びたり外部からの刺激によって基底層の色素細胞であるメラノサイトが活発になり、メラニンが大量に作られるようになると、ターンオーバーの途中で一部とどまったりするために、シミになります。
そして、お肌の奥底まで届く「UV-A派」を大量に長期間浴びてしまうと、お肌の柔らかさや弾力を担っているコラーゲンやエラスチンを破壊し、シワ、たるみの原因となります。
そして、「UV-B派」は、お肌の表皮にも肌荒れや乾燥といったダメージを与えます。
であるからこそ、紫外線はしっかりと防いでおきたいもの。
SPF化粧品の選び方
UV-Bを防ぐSPFの数値の意味を知っておきましょう。
SPFは、SPF1で「20分後に日焼けがはじまる」という意味です。
つまり、SPF38であれば760分、つまり塗ってから12時間後から日焼けが始まりますよ、という意味になります。
しかし、汗や皮脂で取れてしまうこともあるので、数時間おきに塗りなおしたほうがベター。
一年を通して、紫外線はお昼の12時くらいがピークです。
朝10時から午後2時くらいまでは、しかりと紫外線対策をしておきましょう。
トレーニング中のメイク崩れ
トレーニング中であっても、ジムなどで人目が気になるのでメイクはしていたい、という女子は多いようです。
でも、一生懸命トレーニングすれば汗もかき、メイクは崩れてしまいますよね。
トレーニング中は、皮脂や汗がいつもよりもたくさん分泌されます。
この皮脂や汗が、顔に乗っているメイクを押し上げ浮かせてしまうので、どうしても崩れてしまうんです。
このメイク崩れの悩みには、メイクの仕方を変えて対応してみることをおすすめします。
★ハードなトレーニングを行う場合
PA、SPFの高いUVカットクリームにリップ、そしてアイブロウはウォータープルーフに。
★適度なトレーニングの場合
UVカットの下地に、フェイスパウダー、そしてアイブロウ、マスカラはウォータープルーフに。
そして、汗をかいたら決してこすらずに、そっとタオルで抑えて水分をとりましょう。
皮脂が過剰になったときは、お肌の水分不足に要注意。
また皮脂は、約1時間で酸化がはじまります。
酸化してしまった皮脂をしっかりと洗顔で取り除いておかないと、ニキビの原因になります。
トレーニング後のダメージ回復
トレーニングに夢中になり、つい紫外線を浴びてしまったり、皮脂や汗、運動によるお肌への負荷も気になるもの。
素早く回復するためにはどうしたらいいのでしょうか?
ダメージの回復に、食事はとても重要。
なかでも、美容ビタミンともいわれるビタミンAは、お肌や粘膜を正常に保つ他に、コラーゲンの生成を促します。
シミやソバカスなどを防ぐビタミンC、活性酸素の働きを抑え老化を防ぐビタミンE、代謝を促すビタミンB2、B6などを、バランスよく摂ることが重要です。
また、お肌の正常なターンオーバーを促すには、質の良い睡眠、体を冷やさない、喫煙、深酒をしないなど生活全体を改善していくことが有効です。
そして、ストレッチは身体だけでなく、顔もストレッチすることでコリやゆがみが改善され筋肉がリセットされるのを覚えておきましょう。
顔のストレッチを行うと表情も豊かになるという効果もあります。
簡単顔のストレッチ
①上唇、下唇を歯の内側にしっかりと巻き込んでキープする。
②①のまま、口角を頬の筋肉を使って持ち上げて5秒キープする。
※①、②を3回繰り返す。
③顎を引き、口を縦に大きく開け両目は見開いて上を見る。顔全体を動かすことを意識して。
④顔を上に向け、口を思いきり突き出して「ウ」の口に。また、首のわきの筋が浮くのを意識して「イ」の口に。
力をこめる、楽にする、を繰り返しましょう。
腹筋女子のための美肌術、いかがでしたか?
日々のトレーニングで、腹筋もお肌も美しくなれるように自分を磨きましょう。
ダイエット目的の腹筋がきっかけとなり、自分磨きに勤しむ女子は増え続ける一方。
もしかしてあなたのライバルも、日々コツコツと鍛えているかもしれませんよ。