小さな頃から卵は大好き。
生なら黄身が好きだし、火を通したら白身が好き。
でもおばあちゃんが言ってたの。
卵は1日1個までって。
でもそれはどうやら昔のお話。
卵は健康体であれば1日2~3個は摂っておきたい完全栄養食品なのです。
卵のアミノ酸スコアは最高点の100
私たちの身体に必要不可欠な3大栄養素(炭水化物・たんぱく質・脂質)のうちのひとつ、
たんぱく質は20種ものアミノ酸で構成されています。
この20種のアミノ酸の中でも私たちの身体に欠かせないのが9種の必須アミノ酸です。
必須アミノ酸とは、
- トリプトファン
- リシン(リジン)
- メチオニン
- フェニルアラニン
- トレオニン
- バリン
- ロイシン
- イソロイシン
- ヒスチジン
※ヒスチジンは長らく乳幼児期のみ必須とされてきたが、現在は成人も必須とされている。
出典:Wikipedia
であり、卵にはこのうちの9種がバランスよく含まれています。
そしてアミノ酸のバランスを表したものをアミノ酸スコアと呼んでおり、卵のアミノ酸スコアは
最高点の100をたたきだしています。
出典:那須ファーム
この必須アミノ酸は体内では合成できないもの。
食品から摂取するしか方法はありません。
アミノ酸の欠乏は、免疫力の低下を招き風邪をひきやすくなったり、身体のバランスがくるい
体力も落ちてしまいます。
また、含硫アミノ酸に含まれるメチオニンはがん予防効果があると注目されています。
卵に足りないのは、食物繊維とビタミンCだけ、といっても過言ではありません。
食物繊維とビタミンCが豊富な食べ物と一緒に摂取することが大切です。
アミノ酸スコアが100の食品は他にもあり、牛、鶏、豚肉、鮭、牛乳などがあげられます。
卵は1日2個は食べておきたいスペシャルフード
出典:那須ファーム
アミノ酸の摂取量をふまえると、卵は1日2個は食べておきたい食品ということになります。
あくまで、これは健康体の人のお話で、高脂血症や動脈硬化症の方にはおすすめしません。
そして、よく卵の食べ過ぎはコレステロールが・・・という声が聞こえてきますが、
日本卵業協会の試験で1日3個の卵を2週間食べ続けてもコレステロール値に変化はなかったそう。
そもそもコレステロールも人間には大切栄養素であり、2割は食品から摂らなければならないもの。
野菜やオレイン酸と一緒に食べることが、コレステロールをうまく使う方法といえます。
オレイン酸はオリーブオイルにも含まれているので、卵はオリーブオイルで調理することを
心がけましょう。
卵は加熱しても、栄養素の大きな変化は起こしません。
しかし生で食べるとアミノ酸の摂取には高効果ですが、生の卵白はビオチンの吸収を妨げる成分が
あるため加熱したいところ。
すなわち、一番アミノ酸摂取に効果的な卵の食べ方は半熟のゆで卵か、黄身だけ半熟の
目玉焼きといえそうです。
痩せやすい体質・肌や髪の毛を美しくしてくれる卵
上では、必須アミノ酸を摂取できる完全栄養食品である「卵」について書きましたが、
卵は美容面においても最優先したい食品です。
日々のダメージを受けた肌の回復には卵がとても効果的。
毎日卵を食べると、肌がつるつるに綺麗になります。
良質なアミノ酸摂取は、細胞づくりに働きかけコラーゲンのもとにもなります。
また、私たちの大好きな脂肪燃焼効果も助けてくれるのがアミノ酸。
さらに、卵にふくまれるレシチンは代謝UPを促進。
そして、前にも触れたコレステロールは、なんと女性ホルモンの材料に。
その他にも抗酸化作用、皮膚や粘膜の材料として知られるビタミンAが豊富なので、
お肌のカサつきの解消につながるのです。
ビタミンAは油と一緒に摂取することで、吸収が高まるためここでも目玉焼きはおすすめ。
目玉焼きと言えば朝を連想してしまいがちですが、実は夜に食べた方がベター。
そして良質の睡眠をとることが、キレイになるための秘訣です。
たんぱく質を思い切り意識したシャンプーケアもおすすめ。
夏場の頭皮のニオイケアやかゆみ、そしてうねりを起こす髪の毛の予防にも最適です。
@コスメや雑誌でも大絶賛。
今はサロン品質のシャンプーで、自宅でも髪を洗える時代です。
私は毎日1個食べるか食べないか、の生活を続けてきましたが、今回卵を調べていたら
健康だし、もともと卵は大好きなので1日最低1個は食べるようにしていこうって思いました。
しかも黄身は生、白身は火が通っている方が好きなので摂り方としては大正解。
冷蔵庫に並ぶ卵たちがとてもいとおしく思えてしまう今日この頃です。