多くの人が悩んでいる頑固な便秘。特に女性は悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
便秘解消のために規則正しい生活を心掛けたり、ヨーグルトや食物繊維の多い食材を
とってもなかなか改善されない。
そんな場合、もしかしたらねじれ腸が原因かもしれません。
今やねじれ腸は便秘の人の8割を占めていると言われています。
自分の便秘がねじれ腸が原因の便秘なのか、一度チェックしてみませんか?
そして正しい解消法でスッキリした毎日を送ってみましょう。
ねじれ腸とは?
ではねじれ腸とはいったいどんな状態の事なのか?
その名の通り大腸がねじれている状態のことです。
腸がねじれている所に便が詰まってしまうため便秘になってしまうと言うわけです。
体の中の大腸には、下行結腸、横行結腸、S字結腸という部分があります。
だいたいおへそから指2本分上辺りに、横行結腸が位置します。
そこからお腹の左側の下行結腸へ続き、その左下にあるS字結腸へと続いていきます。
この下行結腸、横行結腸、S字結腸が腸の中でねじれやすい箇所と言われています。
ねじれた箇所で便秘になり、便が溜まっていくと大腸はその便の重みで伸びてしまい、
またねじれてしまうという悪循環を生み出してしまいます。
そしてなかなか治らない慢性的な便秘になってしまいます。
あなたは大丈夫?すぐできる、ねじれ腸チェック!
自分の便秘はねじれ腸によるものなのかどうか簡単に調べることができます。
早速チェックしてみましょう。
■チェックポイント
・便秘後に軟便になったり下痢をしてしまう
・便秘の時に腹痛が起きる
・幼い頃から便秘がちだった
・運動しなくなるとすぐ便秘になってしまう
上記の4つのチェックポイントに2つ以上当てはまる人は、ねじれ腸の可能性が大変高いです。
ねじれ腸は遺伝的な原因の可能性が高いので、ねじれ腸自体を治す事は難しいと言われています。
しかし正しい対策をすれば便秘解消が期待できます。
ねじれ腸だとわかったらどんな対策をすればいいのか?
間違った便秘の対策をしてしまうとより便秘を悪化させてしまいます。
間違った対策とは、下剤を使い続けてしまう事です。
下剤を使うと一旦は便秘が解消されたかに思われますが、だんだん下剤は効かなくなり
腸の動きは悪くなります。そして下剤の量は増える一方。
下剤の使いすぎは大腸の粘膜を傷付けてしまいます。
ねじれ腸を改善させるには正しい便秘の対策を行いましょう。
では正しい対策とはどんな対策なのか?それはマッサージとエクササイズです。
簡単でどこでもできるのでおススメです。
まず、両手を広げて上半身を前後左右にひねります。 この時下半身は動かさないように注意してください。 そして、ねじれやすいう下行結腸、横行結腸、S字結腸を優しく揉みほぐすように マッサージをしましょう。 |
腸全体を揺らして便が動いてゆくのをイメージしながら行ってみましょう。
夜寝る前や起床時に行うとよいでしょう。腸が温まっている入浴中もおススメです。
トイレにも一工夫して排便をしやすく
今ではほとんどの家庭が洋式トイレになっていると思います。
しかし和式トイレに変えただけで、便秘が治ってしまった方が多くいます。
それは欧米人と日本人の直腸の違いにありました。
欧米人は、直腸から肛門までが一直線で、排泄しやすく洋式トイレに向いています。
しかし日本人は直腸から肛門までが曲がっており、膝を深く曲げないと
排便がしにくい構造の人が多いのです。
家が洋式トイレの人は踏み台などを足元に置いて、膝を深く曲げるように工夫して
みると排便がしやすくなるかもしれません。
原因不明の長く続く便秘は本当に辛いですね。
自分の便秘がねじれ腸だと判明したら、マッサージやエクササイズを積極的に行ってみましょう。
身体をねじるテニスやゴルフといったスポーツなどもねじれ腸の便秘解消にはおススメです。
自分に合った便秘解消法で、スッキリ快調な日々を送りましょう。
エクササイズやマッサージで、思うような効果が得られず悩む方は
こちらの記事も参考にしてみてくださいね。