ダイエットを考えたら、まず気になるのが腸内環境。
最近では腸が第二の脳と言われたり、「美腸」や「腸活」なんて言葉も生まれるほど。
腸内環境を整える、まず第一はいかに腸内が綺麗かということにあります。
綺麗で美しい腸には老廃物や食べ物のカスも溜まっていないから、もちろん体重だって軽くなる。
そして軽やかになっている分、そんな腸の動きは活発なのです。
目次
美腸とダイエットは深い結びつきがある
これはダイエットというか、痩せ体質づくりの基礎だね。
だから第二の脳なんて呼ばれるようになったわけ。
腸は内臓としての働きも大きく深く、ダイエットと結びつきがあります。
腸は、口から肛門までつながる1本の管(消化器官)の大部分を占めています。
大きく小腸と大腸に分類されていて、小腸は栄養素を取り込むところ、大腸は不要物を体から出すという違った働きを持っています。
どっちもダイエットしたい私たちには重要すぎる臓器ということね。
腸が綺麗になればなるほど循環も良くなるから痩せやすい体質になるそうよ。
小腸、大腸、と大きく二つに分けられている腸ですが、実はもっと細かく分類されていて、その役割も違います。
腸のしくみ
1本の管、腸の分類とその役割
胃
食道を通ってきた食べ物をやわらかくして消化する
十二指腸
炭水化物や体に必要なエネルギー源の識別を細かく行う
横行結腸
大腸内で発生したガスが溜まりやすい部位
小腸
栄養素が吸収され、代謝UPの要にもなる部位
上行結腸
水浸しになっており、到着したガスの水分を抜く
盲腸
虫垂というリンパの塊を持ち、腸内細菌も多く存在する部位
下行結腸
便の最終的な形成作業を行う
S状結腸
便がある程度溜まるまでストックしておく部位
直腸
便が最終的に通る部位。排泄する部位。
これを見ただけでも、なんだか自分の不調な部位が見えてくるね。
私は明らかにS状結腸が気になってる・・・。
ここでしっかりと溜めこんでいる認識が思いっきりあるな~。
体形から見ていけば、自分の腸のトラブルも見えてくるみたい。
太り方から見る腸のタイプと太る原因
体形:下腹ぽっこりタイプ
一見太ってはいないのに、実は下腹がぽっこり。
正面からみてもわかりにくいけど、横からみたら・・・という人。
この特徴が2個当てはまれば下垂腸だと考えていいそうだよ。
いつも下腹に悩まされてる。
下垂腸は本来あるべき場所よりも低い位置に腸が下がっている状態です。
運動不足による筋肉量低下、呼吸が浅いことも下垂腸の原因になります。
腸は下垂すると動きも鈍くなるので便秘にもなりやすくなります。
そして食べた物の重みや老廃物の重みでさらに腸の動きは鈍くなります。
こうなると代謝も下がり冷えやすい体に。
下垂した腸は子宮も圧迫するため、生理痛が重くなることも多いのです。
下垂腸の解決策
下垂腸を改善するには、腹筋・背筋を鍛えること。
最も重要なのはお腹回りの筋力UPです。
最初から無理はせずに、1日10回ずつでも腹筋・背筋を鍛えるようにしましょう。
体形:下半身太り
大腸の動きが鈍いと、どうしてもお尻や脚に脂肪がつきやすくなります。
そして腸内に溜まっている老廃物によって、お肌トラブルやガス腸になることも。
まさに予想通り。私が気になっていたS状結腸に溜まっている人だ・・・。
つまり腸は、便秘がちな人に非常に多いタイプの腸です。
水分不足によって便が固くなることで、たとえ便意を感じても排便がスムーズにいかなかったり・・・。
左の下腹を押して痛みを感じるなら、S状結腸に便が長時間溜まっている可能性が大。
これが続いてしまうと、便はますます固くなり悪臭ガスも発生してしまいます。
臭いオナラや体臭・口臭の原因になってしまうことも。
つまり腸の解決策
つまり腸を改善するには、適度に水分を摂ることが大事。
一度トイレでおしっこをしたら、出た分と同じくらいかそれ以上の水分を摂取するようにしましょう。
体形:全身がむくんでいる
水分の排出が上手くできずに、いつも体のどこかがむくんでいて太って見えてしまうタイプ。
時間がたつと水分は下半身に溜まりやすいので、午前中は顔がむくんでいて午後は下半身むくみへと変化します。
むくみ腸は水分の代謝が悪かったり、水分をとりすぎていたりすることで、腸自体がむくんでいる可能性が高いです。
そのため腸や全身のめぐりが滞りがちに。
脚がむくんで仕方がない、というその原因が腸にあることも多いです。
そして長時間同じ姿勢でいることもむくみの大敵。
全身に水分を溜めこみやすくなることから、全身の冷えに繋がってしまうこともあります。
むくみ腸の解決策
むくみ腸の改善には、こまめなストレッチが効果的です。
仕事の合間でも足首をまわしたり、曲げ伸ばしをしたり、デスクワークなら席を立ったら屈伸するなどクセづけましょう。
体形:くびれがない(ずん胴)
ストレスによって腸の動きが低下。
そのため栄養素が吸収できず、綺麗に痩せることができなかったり、逆に少しの食事でも栄養素を吸収しすぎてストレス太りに陥ることも。
おへその周りが硬くなってずん胴体系に。
繊細な人に多い腸のタイプ。
腸はとてもデリケートなので、ストレスなどが原因で下痢になることはよくあります。
腸内環境が大きく乱れ、下痢や便秘を繰り返すようになります。
右側の腹部を押して痛みを感じるのは、過敏腸に多い上行結腸の過剰反応です。
過敏腸の解決策
過敏腸を改善するには、ストレスとうまく付き合うことが大切です。
深呼吸することを習慣づけてみましょう。
たかが深呼吸?と思うかもしれませんが、精神がリラックスすることで腸も正常な動きを取り戻します。
深呼吸で緊張状態から脱却しましょう。
体形:全身ぽっちゃりしている
ガスは気体なので上の方へ溜まりやすくなります。
このタイプが太って見えるのはオヘソの上あたり。
肥満体形のリンゴ型のイメージです。
膨満感とか全身ぽっちゃりになる原因も腸にあるとは・・・。
ガス腸は、大腸中心にガスが溜まっている状態。
このガス腸の原因のほとんどは食事です。
お肉や炭水化物の摂りすぎは、腸内ガスの大量発生を招きやすくお腹が張る原因にもなります。
そしてしっかりと咀嚼せずに飲み込んでいたり、早食いなどもガス腸の原因に。
余計な空気が消化器官に入ると、それらは腸でガスとなります。
あまりにもお腹の張りが強いと痛みを生じることも。
ガス腸の解決策
ガス腸を改善するには、お肉を控えて野菜中心の食物繊維摂取を心がけること。
ガスそのものが悪いのではなく、問題なのはお肉などの臭いガス。
食物繊維をしっかり摂って腸内バランスを整えて。
腸のタイプと体形の関係まとめ
ダイエットも健康も、全て司られている気がするもの。
私もとても単純に、自分が目をそらせていた「運動不足」と「デスクワーク」、「水分摂りすぎ」から注意していこうと思うよ。
つまり腸とむくみ腸、併せ持っているからね。
とにかく体系と腸の様子は明らかにリンクしてる。
これからも腸内環境についてもっと知りたいな。
美腸、腸活、どんどんやってこー!