梅毒と聞くと、昔流行した病気というイメージが強い人も多いことでしょう。
ところが今、この梅毒の感染の拡大が深刻になっています。
わずか5年でなんと感染者の数が5.5倍にもなっている梅毒について、しっかりと知っておきましょう。
どうして医学の発達した今、こんなにも急速なペースで梅毒感染が拡大しているのかについても調べました。
目次
梅毒とは
その昔、梅毒患者は20万人以上ともいわれていました。
しかし特効薬が開発されたことにより、梅毒感染は年間でも700人程度にまで減少していました。

出典:https://news.yahoo.co.jp/
にもかかわらず、2011年あたりから梅毒患者の数が急増。
2016年には、患者数が4,000人を超えてしまう事態となっています。
中でも20代の女性の感染が目立っているそうです。

出典:https://news.yahoo.co.jp/
2017年になってからも、この感染者拡大の勢いは増すばかりで2016年を上回るペースでの感染拡大が続いています。
まさに「大流行」となってしまった梅毒。
どうして昔流行し、落ち着いていた梅毒の感染がこれほど広まってしまったのでしょうか?
梅毒流行の原因とは
まず、ここまで梅毒の感染が広まっている背景には、「梅毒」という病気を知らない人が増えていることがあげられます。
梅毒を知らない、イコールたとえ感染しても病気だという認識がないまま過ごしてしまう人が多いのです。
また、医療関係者側でも「梅毒」を知らない医師も増えているようで、症状を診ても梅毒だと判断できる医師も減っているそうです。
自覚症状がわかりにくい
そして自覚症状がわかりにくいことも、梅毒感染拡大の原因のひとつになっています。
梅毒は全身疾患で、その症状も多彩。
性器にしこりができたり、全身にぶつぶつができたりする他、目がかすんだり、髪の毛が抜けたり、難聴などを引き起こすので、「梅毒」を知らない医療従事者にとっては診断も難しくなってしまうのです。
梅毒感染は、病原体である「梅毒トレポネーマ」が、性的交渉により皮膚や粘膜から侵入して感染します。
いわゆる性感染症なのです。
感染力も高く、コンドームを使用したからといって、完璧に感染を予防することはできません。
皮膚の小さな傷、粘膜からも感染するため、必ずしも性行為を行わなくても梅毒になる可能性はあるというわけです。
もしも口に梅毒の病変があれば、キスをしただけでも感染してしまいます。
そして、梅毒に感染してもしばらくは自覚症状もあらわれません。
梅毒の潜伏期間はとても長く、およそ3~6週間ともいわれています。
このため梅毒に感染しても早期に発見することは難しく、これもまた感染拡大の一因になっているのです。
梅毒の初期症状
梅毒は潜伏期間を経て、性器などに小さなしこりができます。
4~6週も過ぎるとしこりが自然と良くなるので、女性にはこの症状を気づかずに過ごしてしまう人が多いそうです。
そして梅毒感染から3カ月~3年ほど経過した時点で全身に発疹がでてくるようになります。
頭痛や全身の倦怠感、腎炎、髄膜炎など、様々な症状があらわれます。
その後、関節が痛くなったり、手足の感覚がマヒしてくることもあり、血管や心臓、脳などにも障害が出てくるため、普段の日常生活は送れなくなってしまいます。
現在の医学の進歩によって、最終的な状態まで症状が進む人はほとんどいませんが、梅毒の危険性を感じたら早急に病院へいくことが肝心です。
梅毒に感染している?~検査の方法とは
梅毒の検査を医療機関で行う場合、医師による診察、血液検査が行われるのが一般的です。
梅毒に対する免疫の有無を検査して、感染したのではないか、と思われる時期から6週間以上経過していると検出されます。
しかしながら例えば性的なサービスを行う職業に就いている女性が毎月定期健診を受けても、梅毒の潜伏期間が長いことにより検査をすり抜けてしまうことも多いそうです。
日本には沢山の外国人が観光に来ますが、近年旅行者の性的サービスを行う店への出入りも急増しています。
実はこの外国人観光客の増加とともに、梅毒感染が拡大化したという見方もあるそうです。
自宅でできる「梅毒検査キット」が品薄に?
梅毒感染の拡大化が報道されはじめたことにより、「もしかして自分も?」などと不安になる人も増えているようです。
何しろ自覚症状が乏しく、潜伏期間も長いといわれる梅毒。
自分の判断だけでは、感染しているかはわかりません。
でもいきなり病院にいくのは恥ずかしい、念のために検査だけ手軽に受けたい、などの声が多く自宅用の検査キットで自ら調べたい、という人が増えています。
信用できる精度の高い「梅毒検査キット」は?
そのため、自宅で簡単に検査できる「梅毒」に感染しているかわかる検査キットに人気が集まっています。
このサイトでご紹介する「あおぞら研究所」は、梅毒だけでなく、
HIV、梅毒、B型肝炎、C型肝炎、淋病、クラミジア、淋病(のど)、クラミジア(のど)、HPV高リスク、HPV低リスク、トリコモナス、カンジタ(膣)、カンジタ(皮膚)マイコプラズマ、ウレアプラズマ、マイコプラズマ(のど)、ウレアプラズマ(のど)
など17種類の性感染症の検査が自宅で行えます。
全て、「性病専門病院 あおぞらクリニック」が監修している検査キットなので信用できる上に精度も高いので安心です。
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商品一覧から梅毒検査キットをチェックしてください。
実名は明かしたくない、という方でも匿名での検査が可能なので心配はいりません。
検査キットの使い方の流れもご紹介します。
梅毒の検査キットは、自分で採決を行います。
大がかりな注射針を刺すわけではなく、簡易的な採血キットが送付されます。
1.ネットで検査キットを注文する
クレジットカード決済、銀行振込、コンビニ払い、代金引換(代引手数料別途)の決済方法が選択可能。
2.検査キットの受け取り
梅毒の検査キット、などとわかるように発送されることはありません。
差出人「ブルースカイコーポレーション」、品名「雑貨」などと 記載されて送られてくるので中身がわかってしまうことはありません。
3.検体の送付
検査キットには、返送用のレターパック(送り先記入済み)が同封されています。
検査キットの手順に従って検査を行い、返送します。
4.検査結果の確認
検査結果の確認も、プライバシーがしっかりと守られています。
自分で検査申し込み時に設定したIDとパスワードを使用して、PCやスマホなどで確認できます。
そして検査結果も、PDF形式でダウンロードできるので、PCを使用して印刷することも可能です。
5.もし感染していたら?
検査キットによって梅毒感染が明らかになったら、すみやかに受診しましょう。
性感染症内科、泌尿器科、または産婦人科へ行きましょう。
こちらの検査キットは使い捨てタイプで衛生面でも安心です。
使い方もとても簡単なので、初めての方でも大丈夫です。
日本では梅毒の特効薬が使えない?
梅毒に感染すると、日本では内服薬で治していくのが通例です。
しかし、梅毒は初期感染であれば1度の注射で治療がすんでしまうそうです。
世界的にも梅毒になると「ベンザチンペニシリン注射」というものが打たれるそうですが、日本にはこの注射がないんだそうです。
その理由は、とても薬の値段が安いために、開発、臨床試験などを行うコストと見合わないからなんだとか。
そのため、商売にならない薬の開発はどこの製薬会社も行ってはくれないということなんだそうです。
梅毒は、花魁の映画やドラマ、漫画などでもよく用いられる病気。
作られたお話の中で、梅毒にかかった花魁は必ずと言っていいほど命を落としています。
今の時代でも、万が一妊婦さんが感染してしまうと、流産や死産の可能性も高まり、産まれてくる赤ちゃんが先天性の梅毒を持ってしまうこともあるそうです。
梅毒感染はHIV感染にもつながる?
梅毒に感染していると、HIVウイルスへの感染リスクも高まるといわれています。
その倍率は男性なら10倍から50倍程度、女性だと50倍から300倍にもなってしまいます。
梅毒だけであれば、現代の医学で治療し完治することが可能ですが、HIVとなると話は別。
梅毒をしっかりと予防することは、HIV感染からも身を守ることとなるのです。
梅毒感染を避けるには?
梅毒に感染しないために、自分自身でできることは2つです。
1つは、性交渉の際には必ずコンドームを使用すること。
梅毒はコンドームでも100%感染を防ぐことはできませんが、リスクを軽減することにはなります。
たとえコンドームを使用しても、高リスクな性行為があった場合、または相手が変わった場合などには時期をみて血液検査を受けることも大切です。
そして不特定多数との性的接触は避けるということ。
梅毒から自分自身を守るためには、自分のパートナーは明確にしておくべきなのです。
万が一、感染の疑いがあった場合も必ずパートナーとともに検査や治療を受けるようにしましょう。