夏はイベントも多いし、出かける機会も増えますよね。
普段より食べたり飲んだりしてしまったり、生活も不規則になりがちなこの季節。
みぞおちがキリキリしたり、胃の痛みに悩むことってありませんか?
単なる暴飲暴食以外にも、胃が痛くなるのには他にも原因があります。
それぞれにマッチした対策が重要。
また、体が冷えることで起きる胃痛には注意が必要ですよ。
手足が冷える、末端冷え症気味の人は特に気を付けましょう。
目次
胃痛の原因①冷えからくる胃の痛み
消化不良が原因のことが多い
体が冷えて胃の働きは鈍くなります。結果的に消化不良をおこして、胃が痛くなります。
自分が冷え症であることに気が付いていない人は、案外多いもの。
胃痛を感じたら、自分のお腹や腰を触ってみて。
もし、冷たく感じたらあなたの胃痛の原因は「冷え」である可能性がとても高いです。
このタイプの胃痛を起こす人は、月経痛に悩まされている場合がほとんど。
薄着や、冷たい飲み物の飲みすぎ、刺身などの生ものが大好き、という方は注意しましょう。
冷え胃痛の対策 冷え改善
シナモンティー
シナモンには血行促進の働きがあるといわれています。
食後や就寝前に、シナモンティーを飲んでみましょう。
シナモンパウダーを持ち歩けば、紅茶にひとふりするだけで出来上がり♪
マッサージ
腰や背中の筋肉を意識的にほぐしましょう。
腰から背中へと、マッサージオイルなどを使用してゆっくりマッサージを。
血行促進と筋肉をやわらげれば、胃痛の改善につながります。
温湿布
熱めのお湯にリラックス効果のあるラベンダーなどのエッセンシャルオイルをたらし、タオルを浸して絞ります。
温かいうちに、お腹や背中にあててください。
ヨモギ風呂
乾燥ヨモギをティーパックなどに入れて浴槽へ。
浸かるときにはしっかりとヨモギエキスを絞りだしましょう。
温度は40度程度にして20分は浸かるのが重要です。
胃痛の原因②食べ過ぎ飲みすぎからくる胃の痛み
食べ過ぎた・・・ということだけではなく、就寝前に近い遅い時間に食べてしまったり、味の濃いもの、脂っぽいものを食べる機会の多い人は、食べ過ぎることによる「食滞」という、胃が休まらずに疲労した状態に陥っている可能性が高いです。
水分をとりすぎた訳でもないのにむくみやすかったり、嫌なニオイを放つげっぷが出やすくなったりする特徴があります。
食べ過ぎ胃痛の対策 胃を休ませる
主食はおかゆに
目的は胃を休めること。
おかゆを主食にして、胃の負担をやわらげましょう。
胃の痛みが軽度なら、1日3食のうち1食だけをおかゆにしてもOK。
日常的にも、ちょっと食べ過ぎたな・・と思ったら次の日から2日間は軽めの食事をこころがけましょう。
大根
大根は、漢方で毒消し・消化促進の効果があるとされています。
遅い時間の食事や、お肉などを食べる前にはたっぷりと大根を摂るようにしましょう。
そのままかじるのではなく、大根おろしにしておくと食べやすいですよ。
ハトムギ
大根と同じように、毒消し・消化促進作用があるのがハトムギ。
ハトムギは胃を強くして、利尿効果も期待できるのでお米に混ぜて炊く習慣をつけましょう。
ハトムギはサプリメントも多く出ているので、上手に取り入れるのもいいでしょう。
胃痛の原因③ストレスからくる胃の痛み
緊張したり、不安に思うことがあったりして、胃がキリキリとしだす・・・精神的にくるこの胃痛はまさにストレスが原因です。
特に、最近はこのタイプの胃痛に悩んでいる人が多いんです。
女性ならこのストレス胃痛を引き起こしていると、月経痛がひどくなることも。
ストレス社会の現代ならではの、誰もが陥ってしまいやすい胃痛といえます。
腸にガスが溜まりやすい、わき腹が張ったり痛くなる人はこのタイプ。
ストレス胃痛の対策 リラックス
ウーロン茶
ウーロン茶の香りには「気」のめぐりをよくする効果があるといわれています。
ストレスを緩和するのには、良い香りを嗅ぐことがとても有効。
凍頂ウーロン茶や黄金桂などがおすすめ。
ローマンカモミール
ローマンカモミールには、気持ちを鎮静化する作用があるとされています。
エッセンシャルオイルを、お湯入りのマグカップなどに垂らし香りを楽しみながらリラックスタイムを。
★胃痛は侮らず、放っておかないこと
また、胃がキリキリするけど・・と慣れてしまってはいけません。
単なる食べ過ぎが原因だからと放っておくと、胃痛をこじらせてしまうことに。
例をあげるなら、食べ過ぎで起こっていた胃痛にストレスがプラスされてしまうと、治りにくく慢性化してしまいます。
胃痛の原因はしっかりと見極め、自分でできる範囲の対策はしっかりととっておきましょう。
それでも、胃痛が良くならず長引くようであれば、消化器科を受診することを忘れずに。