クサい靴下や水虫って「おじさんだけの病気」なんて思っている方!
最近女性の水虫が増えているんだそうですよ・・・。
かかってしまうと、長~く治療と向き合わなくてはならない水虫。
高温多湿な夏場は特に、発症する可能性が大!
きちんと予防策を知っておきましょう!
水虫について知っておこう
水虫は「不潔なだけ」では感染しない
水虫って
水虫の原因となるのは「白癬菌」(はくせんきん)というカビの一種です。
この白癬菌が足に付着し、長時間ムレた状態が続いてしまうと、白癬菌はたんぱく質やケラチンをエサにしてどんどん繁殖してしまいます。
水虫になるのは、足とは限らず、足の爪(爪白癬)、頭(シラクモ)、手(手水虫)、体(ゼニタムシ)、陰部(インキンタムシ)まで、皮膚があればどこでも感染し広がっていきます。
でも、菌が付着してしまっても通常なら24時間以内に洗い流せば水虫になることはありません。
ただし、傷があるときなどは菌が侵入しやすいので12時間以内でないと水虫にかかってしまいます。
洗い流すことができず、ある一定時間高温多湿な状況下にあると菌は培養され皮膚の角質層の奥まで入り込み水虫に感染してしまうのです。
水虫はどこで感染するの?
すでに水虫の人の皮膚、または爪などが剥がれ落ち、床などに落ちているとそれが他の人の足について感染します。
共同生活をしているのであれば、お風呂のマット、スリッパなどはきっちり分けることが必須。
またカワイイペットも、外に出していたりすると白癬菌を持っているといわれており、ペットから感染することも。
そして不特定多数の人が出入りするジムや温泉、サウナなどの脱衣所の床などは白癬菌が生息していると思って間違いなさそうです。
水虫の症状は?
水虫は4タイプある
①趾間(しかん)型
一番多いタイプの水虫。
足の指の間がふやけ、皮がむけます。
かゆみはともなわないことが多い。
重症になると、足の指の間が切れてほかの最近が入り込み二次感染を起こし化膿することもあります。
②角質増殖型
かかとを中心に角質が厚くなり、ひびが割れたり粉をふいたようになります。
かゆみはほとんどありません。
長年水虫を放置しておくと、この「角質増殖型」に移行することが多いため、中高年層がかかりやすい水虫です。
③爪白癬
爪白癬だけ患う、ということはほぼなく、足に感染した後に爪に菌が入り込み爪白癬になってしまうことが多い。
特徴は、爪が白く濁る、爪が厚くなる、爪がぽろぽろと崩れやすくなる、など。
④小水疱型
土踏まずのあたりや、指に小さな水疱がたくさんできてしまう。
水疱がはじけると皮がむけ、他へとどんどんうつっていきます。
かゆみがあり、かいてしまうため水疱が破れ、増殖するという魔のスパイラルに陥りやすい水虫です。
水虫を予防したい!
水虫にならないための一番の予防法、それは入浴時にきちんと足を洗うこと。
たとえ、外部で足に白癬菌がついてしまっても、毎晩の入浴でキレイに洗い流していれば水虫になることはありません。
極端に神経質になることはなく、通常の入浴石鹸やボディソープで指と指の間までキレイに洗えば問題ナシ。
家族に水虫患者が出てしまっても、マットやスリッパを完全に分けて使用し、床をこまめに掃除すればOK。
気になる靴下も、洗濯機で十分菌が洗い流せるので一緒に洗濯しても問題ありません。
そしてジムや温泉などから帰ったら、24時間以内にもう一度足だけでも洗っておきましょう。
ウェットティッシュで拭いておくだけでも、ある程度の菌を除去することができます。
水虫になってしまったら?
水虫にかかってしまうと、半年から1年は1日1度塗り薬を塗って根気よく治していかなくてはなりません。
症状がおさまって、自己判断で薬を塗るのをやめてしまうと皮膚内に潜伏している白癬菌によって、またいつでも再発してしまうのです。
水虫にかかったら、とにかく足をムレないようにすること。
靴はサンダルを
革靴やスニーカーなどは避けましょう。
営業でそとを走りまわる方には難しいことでもありますが、デスクワークの時だけでもサンダルになる、など足をムラさない工夫が重要。
爪は短くカット
水虫が爪にまで浸食しないように、爪は短めにカットしましょう。でも切りすぎて深爪になるのは要注意。
靴下は5本指をチョイス
足に汗をかきやすい人は、それが原因で水虫になりやすいもの。
また、女性特有、ストッキングはとてもムレやすいので水虫を繁殖させてしまいがちです。
一番水虫患者さんにおすすめの靴下は綿素材の5本指靴下。
5本指の靴下は、おじさんイメージが強かったものですが最近ではかわいいものもたくさん出ています。
汗ばんでしまったな、と思ったらこまめに履き替えて。