おばあちゃんって何でも知ってる。
生粋のおばあちゃん子である私は、小さいころからずーっとそう思っていました。
今回は日本に昔から伝わる、理屈でははっきりとしないものの試してみれば本当に効く!というおばあちゃんの知恵袋的、15の健康法をまとめます。
地域によっては、内容に違いもあるようですが、体に無理なく取り入れられる健康法は楽しみながら健康に役立ててほしいものばかり。
風邪の対策
風邪の症状別
のどが痛い
喉が痛いときは、緑茶でうがいをしましょう。緑茶には殺菌作用があるんです。
それでも良くならず熱っぽいなと思ったら、軽くあぶった梅干しに熱い緑茶を注いだ「梅干し茶」を。
早めに飲んでおくと治りが早いそう。
なんだかゾクゾク・・風邪のひきはじめ
沸騰したお湯に鰹節を入れて煮だし、すりおろした生姜をたっぷり投入。
お味噌を少量入れてもOK。
そこへ細かく切ったネギを入れて飲むことで、体が中から温まりぽかぽかに。
スープを飲んだらゆっくり休みましょう。
頭痛
風邪に限らず、頭痛がひどいときはこめかみや額にすりおろした生姜にごま油を少し混ぜたものを塗ってみて。
ベタベタするので、上からガーゼなどでカバーしておくのがオススメ。
ただ塗るだけなのに、なんだか頭がスッキリしてくるから不思議。
咳が出る
咳止めには大根はちみつ汁!
適当な大きさに切った大根にはちみつを入れ密閉容器に入れて冷蔵庫へ。
2日程度おいておくと大根の水分が染み出て大根はちみつ汁が出来上がります。
これを飲むとあら不思議。咳がやわらいでいきますよ。
ただ、個人的にこの大根はちみつ汁の味は苦手です・・・。
事前の風邪予防
青じそ(100枚程度)を水洗いした後、半日くらい日陰干しにしてホワイトリカー1.8リットルに氷砂糖を0.3~1キロほどいれます。(甘さはお好みで)
3カ月くらい冷暗所で漬け込みましょう。
そして青じそを取り出せば「青じそ酒」が完成です。
毎日就寝前にスプーン2、3杯飲むと風邪をひきにくくなります。
ふいのトラブル、虫刺され対策
びっくりするようなおばあちゃんの活用術
たんこぶ
おでこだけでなく膝を打ってしまった時などの応急処置には、「砂糖」。
水を数滴たらし、ドロドロにしたら患部に塗りましょう。
2時間ほどで腫れがひきます。
あせも
昔からあせもには、「桃の葉」が効くといわれています。
摘み取った桃の葉を生のままに出して湯船に入れると効果的なんだとか。
でも、現代では桃の葉なんてそうそう見つけられません。
どくだみやヨモギの葉でも効果があるそう。
トゲが刺さったら
トゲは刺さるとなかなか抜けないもの・・・。
すりおろした梅肉を患部に塗って、絆創膏を貼り一晩放置します。
すると、次第にトゲが押し出されてくるんだとか。
蚊にさされたら
蚊に刺されたらできるだけはやく「せっけん水」で刺されたところを洗います。
また、せっけんに少しだけ水をつけて患部に塗り一晩放置すると、赤みも腫れもなくなり腫れも残らないとか。
安眠&疲労回復
身体に無理ない素材で健康を作る
安眠
熱帯夜で寝苦しいときは、小豆枕。
小豆は、暑い日は熱を逃がし寒い日はあたたかさを保ちます。
どうしても暑くて寝苦しいと思ったらビニール袋などに小豆を入れて冷蔵庫で冷やして枕替わりにしてみましょう。
そして、枕元に玉ねぎの切れ端を置いて眠るとグッスリ眠れます。
玉ねぎの香りには、神経を落ち着かせる成分が含まれているので疲労回復にもつながります。
むくみ解消
手足がむくんだら、洗面器にたっぷりのおろし生姜を入れてお湯をそそぎ、タオル二枚を浸し固く絞ります。
1枚は腹部に1枚は背中に30分くらいあてるとむくみがひきます。
あてている途中にタオルが冷たくなってきたら、再びタオルを絞って交換を。
また、疲れを伴うむくみにはコンニャク温湿布も効果的です。
コンニャクをゆでて、水を切ったらタオルで包みます。
それを温かいうちに、お腹、わき腹、腰などのあてて気持ちがいいと思う場所に温湿布替わりにあてるだけ。
肩こり解消
熱めのお湯を入れた洗面器の中に、手首までをつけてみましょう。
そのまま、グー、パー、を繰り返すことで血行がよくなり疲れや肩こりの解消につながります。
目の疲れ
目が疲れた時は、耳をマッサージ。
耳たぶのちょうど中央にあるツボを刺激することが、目の疲れを和らげます。
耳たぶをぎゅっとつまんだり、ゆっくりとマッサージしてみましょう。
いかがでしたか?
中には、今時だと菌が怖くて試せない・・・とか農薬が心配で実行できない・・・と思ってしまうような知恵もありましたね。
私の実際に体験した、印象深いおばあちゃんの知恵袋は、おじいちゃんにできる「小さなイボ」の取り方。
いまだと、すぐにイボコロリなどを想像してしまいますが、おばあちゃんが行ったイボを取る道具は私の髪の毛でした。
幼く健康で強い髪の毛を持つ私の毛を抜いては、おじいちゃんの首もとのイボを縛り、取っているシュールな姿が今でも目に焼き付いています。
そろそろお盆。
今年、91歳を迎えたおじいちゃん、おばあちゃんの顔が早くみたくなりました。
※あくまでおばあちゃんの知恵袋として記事を執筆していますが、それぞれの健康法は自己判断により実行してくださいませ~。