生理痛はありますか?
私は若い頃とてつもなく重く、病院へ行ったら卵巣のう腫でした。
あっという間に緊急オペ。
季節の変わり目は自律神経の乱れによって、普段よりキツイ生理痛がおこることも。
今は一人出産したこともあり、大分楽にはなりましたが軽い方ではありません。
生理痛を少しでも和らげる方法とまとめました。
目次
①生理痛の痛みの原因とは?
生理痛の基本的な痛みの原因は、「プロスタグランジン」という子宮を収縮させるホルモンが
過剰に生産されてしまうことによるもの。
本来、生理痛はないのが当たり前とも言われており、生理痛が起こるのは血のめぐりが
悪くなっているからだ、とも中医学では考えられるそうです。
一般的に、腰のだるさや下腹部のずーんとした重みなどは問題視されません。
生理痛で鎮痛剤が必要なほどの痛みを感じているなら、注意が必要です。
②理想的な、正常な生理とは?
いわゆる初潮、初めて生理が来るのは9歳から15歳といわれています。
周期は、25日から38日に1度のサイクルが正常です。
もっとも理想的な整理周期は28日ですが、ストレスや体調の変化によって
ずれが生じてしまうこともあります。
1回の生理の期間は、およそ3日から7日程度。
2、3日目が一番出血量が多く、だんだん出血量が少なくなっていくのが理想的です。
排卵は、生理の開始日から12日から15日後に起こっており、排卵に関しては個人差が
あるものの、基礎体温を数か月はかることで自分の排卵ペースがわかります。
生理痛は、市販の鎮痛剤で我慢ができ通常の生活ができていれば、おおよそ問題は
ないでしょう。
しかし、自己判断だけで安心しないでください。
この「痛み」に対しての強さには個人差もあり、生理痛が起こっているのはホルモンで
あったり、子宮口の狭さであったりと一概には言えないのです。
その下腹部の痛みが、子宮内膜症などの病気である可能性があることもお忘れなく。
生理でないときも下腹部に痛みを感じたり、性交渉後に痛みを感じたり、不正出血などが
あった場合には速やかに病院へいきましょう。
③生理痛を緩和してくれる食べ物
■大豆:女性ホルモン、エストロゲンと似た働きをする「大豆イソフラボン」を多く含んでいる
■アーモンド:ビタミンEが豊富で、ホルモン分泌作用・血行促進作用
■豚肉:ビタミンBが豊富でホルモンバランスを整える
■青魚:ビタミンB、さらにDHCやEPAで血流をよくする
■ココア:暖かいココアは精神的リラックスを生み、生理痛緩和につながるといわれている
■プルーン:やはり鉄分補充は必須
④生理痛を悪化させる食べ物
■チョコレート:糖分によってビタミンBが消費される、チラミンという成分により血管・子宮縮小
■カフェインを含むもの:身体を冷やす
■アルコール:ビタミンBとマグネシウムを消費。ホルモンバランスも狂い貧血予防を妨げる
⑤使用後、体調の変化に驚く人続出のナプキンとは?
今は紙ナプキンやタンポンも多様なものが販売されていて、パッケージもかわいく生理の煩わしさを
半減させてくれる一方、ダイオキシンなどの問題から布ナプキンを使う女性が増えているそうです。
そもそも身体の中で一番、薬品の吸収率が高いとされている子宮。
手軽で便利な紙ナプキンやタンポンから、布ナプキンに変えるだけでダイオキシンなど、
薬品の吸収を防ぐことができるため、ムダな出血量が減り生理が軽く、短くなるそうです。
生理痛が酷くて仕方なかった女性でも、布ナプキンを使い始めて生理痛が全くなくなった!
ということもあるほど。
おりものシートにも同様のことが言え、布ナプキン使用を続けているとおりものや経血の
イヤな臭いもなくなっていくそうです。
経血がサラサラに変化していくこともあるそう。
紙ナプキンがまだ主流ではなかった戦後の時代など、子だくさんな家庭が多かったのは
布で処置していたことも要因なのかもしれませんね。
⑥生理痛緩和のツボ押しを覚えよう
下腹部の痛み、頭痛、腰の痛みなど不快に感じる「生理の痛み」があります。
なんとなくイライラしてしまったり、やる気がでなかったり。
そんなときは、ツボ押しが効果的です。
下腹部の痛み:関元・三陰交
おへそから指4本分ほど下にある関元(かんげん)というツボ
(奥には深呼吸で意識したい丹田というツボがある)を蒸しタオルなどで暖めてから
ゆっくりと押す。
関元のツボ押しは、生理痛緩和の他にも、生理不順、冷え性、腰痛の緩和にも効果的です。
冬場などはここにホッカイロを貼るのもおすすめ。
三陰交は、足首の内くるぶしから指4本分くらいにあります。
骨の真上を押さず、骨と肉の間の凹みを意識して押しましょう。
生殖器昨日改善、冷えの解消につながります。
腰のだるさ、痛み:腎兪
ウエストの一番細いところの背中側、背骨の両側指2本分外側にある腎兪(じんゆ)。
ここを押すことで腰痛・倦怠感が和らぎます。
生殖機能の向上も期待できます。
血のめぐりをよくする:血海
太ももの内側、ひざのお皿から指4本分くらいにある血海(けっかい)。
両足の血海を押しましょう。この時、痛いと感じる人は普段からも押すよう心がけましょう。
血のめぐりが悪くなっている可能性があります。
⑦知っておこう!鎮痛剤の正しい飲むタイミングとは?
生理痛に限らず、頭痛などでも市販の鎮痛剤を飲むことはありますよね。
大抵の人が、「痛い!もう我慢できない!」
というところまで来て、鎮痛剤を飲むのではないでしょうか?
私自身も曇りの日など、すぐ片頭痛になるタイプで鎮痛剤はないと不安なほど。
毎回、痛くなるのはわかっていても、結構痛みに耐えようとしてしまいます。
が、それは実は大間違い。
本当は鎮痛剤は、痛くなりそうだな、と思ったタイミングで飲むのが一番効果的なのです。
よく鎮痛剤はだんだん効かなくなる、なんて話も耳にしますがこれは都市伝説。
1か月のうちに毎月数日飲んでいるくらいでは、効かなくなることはないそうです。
鎮痛剤は、痛みが出そうだな・・・というタイミングを掴んでこそより効果的。
生理痛であれば、2日目、3日目など自分のよく痛くなるタイミングを見計らって
早めに飲んでおきましょう。
あくまで、用法・容量はきちんと守り、市販の鎮痛剤では我慢ができない!と感じた場合は
婦人科などで受診することをおすすめします。
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