いつの間にかできてしまうニキビは、女性にとって悩みの種です。
ニキビは予防するのが一番ですが、できてしまった赤ニキビをどう治療していいか悩んでいる方も多いでしょう。
今回は、赤ニキビを一晩で治す方法を8つご紹介していきます。
併せて赤ニキビのできる原因や予防対策などもご紹介するので、チェックしてみてください。
目次
赤ニキビのできる流れ
まずは赤ニキビができてしまう原因をご紹介していきます。
肌の状態が乾燥していたり、反対に皮脂の分泌が活発だったりすると、小さなニキビができてしまいます。
ぽつんと小さくできるニキビが「白ニキビ」です。
肌のターンオーバーが上手くいかず、皮脂や垢などが毛穴に詰まることでできてしまいまう白ニキビですが、白ニキビがさらに悪化すると「赤ニキビ」になります。
赤ニキビは、毛穴に乾いた皮脂や角質が蓄積することでアクネ菌が大量繁殖し、皮膚が炎症を起こしている状態です。
炎症が進むと皮膚の深部までダメージを受けているためニキビ跡が残りやすく、そのまま放置してるとさらに悪化して「黄ニキビ」になってしまいます。
赤ニキビになってしまった場合は、黄ニキビになる前に適切な対処を行い、治してしまうことが重要です。
赤ニキビができてしまう主な原因
食生活の乱れ
食生活は肌の状態にダイレクトに影響を与えています。
特に脂っぽいものや甘いものなどを食べすぎると肌の皮脂分泌量が増え、皮脂が餌であるアクネ菌を活発にさせてしまいニキビが悪化します。
また、お酒の飲み過ぎも利尿作用によって肌の乾燥の原因を招いたり、ビタミンBが体外へ過剰排出されたりといった要因を招き、ニキビ悪化の原因になります。
生活習慣の乱れ
生活習慣の乱れによって体内のホルモンバランスが乱れると、男性ホルモンが優位になり肌の皮脂分泌量が増えてしまいます。
普通に生活していても、ホルモンバランスが乱れやすい生理前になるとニキビができやすくなるのはこのためです。
睡眠不足
睡眠不足は成長ホルモンの分泌を妨げ、肌のターンオーバーを悪くしてしまうのでニキビに悪影響を与えます。
また、睡眠不足の状態が続くと身体の免疫力が低下して新陳代謝が悪くなるのでニキビが悪化する原因になります。
便秘
便秘になり消化が悪くなると腸内に有害物質が蓄積し、腸内環境が悪化します。
腸内環境の悪化は免疫力を弱めてしまい、肌のターンオーバーを乱れさせ、ニキビを悪化させてしまう原因になります。
ストレス
ストレスが蓄積すると、生活習慣の乱れと同様にやはりホルモンバランスの乱れが引き起こされます。
また、ストレスは自律神経に大きく影響し、自律神経が乱れることで肌のバリア機能が著しく弱まってしまいます。
また、ストレスを感じると男性ホルモンのアンドロゲンが体内に増えます。
アンドロゲンは皮膚を固くし皮脂の分泌を促す作用を持つので、毛穴の詰まりをさらに悪化させます。
また、ニキビができること自体がストレスとなり、悪循環が生まれてしまう場合もあります。
赤ニキビを一晩で治すために行いたいこと
絶対に触らない
まず赤ニキビを治すために重要なのは絶対にニキビに触らないことです。
手や指は特に雑菌が多い部位であり、指でニキビに触れると雑菌がそのまま内部に侵入しニキビの状態は悪化します。
ニキビを早く治したいと焦るあまりに積極的に潰す人もいますが、ニキビを潰してしまうと肌に跡が残ってしまうので絶対に止めましょう。
また、指だけでなく髪の毛や衣服、メイクなどもできるだけニキビ部分には触れないように心掛けてください。sample text
ニキビ専用の薬を塗る
赤ニキビを治すためには、ニキビに繁殖したアクネ菌を殺菌し、毛穴を清潔に保つことが必要です。
ニキビ用の薬は、硬くなった角質を柔らかくさせるものやアクネ菌を殺菌させるものなどが売られています。
できてしまった赤ニキビの炎症を抑えるだけでなく、ニキビ自体の生成を抑えることでニキビの芯から治療する効果のある薬などもあるので、自分の症状に合った薬を選びましょう。
また、ホルモンバランスの乱れを整える漢方薬が効果を発揮する場合もあるので、ニキビがなかなか治りにくいと感じている方は試してみてください。
赤ニキビを一晩で治したい方は、ニキビ専用の薬がないかドラッグストアでチェックしてみると良いでしょう。
保湿する
ニキビができやすい人は、肌が乾燥している場合が多いです。
肌の表面の水分が不足すると、皮膚のバリア膜が弱くなり、ニキビの炎症を悪化させてしまいます。
赤ニキビができている時のスキンケアは、クリームなど油分の多いスキンケアは控え、普段よりも水分をたっぷり肌に染み込ませることを意識した保湿ケアを重点的に行ってください。
具体的には、化粧水や美容液、またジェル状の保湿効果の高いものを使用すると良いでしょう。
皮膚科に行く
皮膚科を受診すると、ニキビに効く適切な薬を処方してもらえます。
また、専門にからニキビの状態に合わせたスキンケアのアドバイスもしてもらえるので、早くニキビを治したい方にはぴったりでしょう。
皮膚科で処方される飲み薬の種類は、抗生物質・ビタミン剤・漢方薬の主に3つです。
抗生物質はアクネ菌の殺菌効果、ビタミン剤は代謝促進や皮膚の炎症を抑える効果、漢方薬は、ホルモンバランスを整える効果などがあります。
いずれも2週間を目安として飲み続けることが推奨されるので、ニキビができてしまった場合はできるだけ早く皮膚科を受診すると良いでしょう。
塗り薬としては、アクネ菌やブドウ球菌属への殺菌作用を持つ薬や、補助療法として抗生物質の薬が処方される場合が多いです。
洗顔は控えめに
ニキビができている肌は乾燥している場合がほとんどなので、洗顔をしすぎると皮脂が過剰に奪われて却って皮膚の乾燥を招いてしまいます。
洗顔をまったくしないのも皮膚に付着した汚れがニキビを悪化させてしまうので良くないので、できるだけ刺激が少なくなるようにぬるま湯や水のみの洗顔をするのが良いでしょう。
食生活に気をつける
赤ニキビができた時は食生活に問題があるケースが多いです。
甘いものや油っぽいものはできるだけ控え、野菜を多く摂るようにしましょう。
また、炭水化物も過剰摂取しないようにすると余分な皮脂分泌を抑えられます。
ヨーグルトなど消化を良くする食べ物を摂るのもおすすめです。
胃の調子を整えることで肌の状態改善にもつながります。
できるだけ睡眠を多く取る
皮膚のターンオーバーを促し肌の状態を良くするために睡眠は重要です。
赤ニキビを一晩で治すためには特に、夜10時には就寝するのがベストです。
成長ホルモンは夜10時から深夜2時までの間に分泌されるので、この時間帯は確実に眠るよう就寝時間を考えましょう。
ストレスを溜めないようにする、発散する
ストレスは自律神経やホルモンバランスを乱すのでニキビには大敵です。
仮に仕事でストレスが溜まっている場合、プライベートの趣味の時間を充実させるなど、ストレスの原因になっていることを考える時間を減らしてみましょう。
気分転換に出かけたり、趣味の時間に没頭することで気持ちがリフレッシュし、ストレスが軽減されます。
人間関係の悩みなら、親しい友人に相談したり愚痴を吐き出したりすると気持ちが楽になります。
過労もストレスの大きな要因になるので、最近無理をしていると感じている方はゆっくり心身を休める時間を作りましょう。
今回は赤ニキビの原因と、できてしまった赤ニキビを一晩で治す方法をご紹介しました。
一度できてしまったニキビは、適切な処置とケアを行ってできるだけ早く治した方が良いです。
赤ニキビは見た目も気になりますし、かゆみや痛みを伴うこともあるので、集中的なケアを行って手早く治してしまいましょう。
ニキビができてしまう要因や悪化して赤ニキビになってしまう原因には毎日の生活習慣が大きく関わっています。
ニキビができる原因や流れを正しく理解して生活習慣を改善することで、ニキビのない美肌を保てるようになります。
ご紹介した赤ニキビを一晩で治す方法をぜひ参考にしてみてください。
また、ニキビができにくい肌にするための予防ケアも日々心掛けてみましょう。