日が当たらない夜よりも早朝の方が寒いと言われています。
時に冬の朝は寒くてなかなか布団から出られなかったり、目が冴えず起きられなかったりするという方は少なくないでしょう。
しかし、学校や仕事がある日は寒くても起きなければなりません。
では、寒い朝もしっかり起きるためにはどうすれば良いのでしょうか？
今回は、冬の朝でもスッキリと起きれる方法をご紹介していきます。
目次
冬になると目覚めが悪くなる理由
冬は他の季節と比べて目覚めが悪くなる傾向があります。
そのため、朝起きた直後に日差しを浴びるのは目覚めに良いと言われているのです。
冬でも日差しはあるものの夏などと比べると弱まってしまい、明るくなる時間も遅めなので、朝が早い人は起きてすぐ日差しを浴びる機会が少なくなりがちです。
また、曇りや雪といった悪天候に見舞われやすい点も体内時計がスムーズにリセットされない要因にもつながっています。
ただ、それでも朝に日差しを浴びるのは、スッキリ目覚めるためには良いことです。
冬の朝も起きたらカーテンを開き、日差しを浴びることを意識してみてください。
寝る際にカーテンの一部を少し開いた状態にして、日差しが顔に当たりやすくするのも良いでしょう。
スッキリ目覚めるには寝つきを良くすること
冬の朝に限りませんが、目覚めが悪い理由の1つは寝つきが悪いことにもあります。
寝つきが悪いと熟睡できず、その影響でスッキリと目覚められないこともあるでしょう。
冬の夜は一気に冷え込み、寒さからなかなか寝つけないという人は多いです。
寝つきを良くするためにはどうすればいいのか、そのポイントをご紹介します。
寝る前に体を温める
しかし、寝る前に体が冷え切っている状態だと体温をこれ以上逃さないようにするために交感神経が優位になり、寝つきが悪くなってしまうのです。
スムーズな入眠を実現するためには、就寝前までに徐々に体温が下がるように体をしっかり温めておくようにしましょう。
遅くても就寝1時間前にお風呂に浸かる
体を温める手段として有効なのはお風呂に浸かることです。
普段シャワーばかりという人も冬は湯船にしっかり浸かり、体の芯から温めるようにしてください。
冬は熱めのお湯に入りたいと思いますが、温度が高すぎるとゆっくり入浴できず、表面的に温めるだけとなってしまいます。
温度を38～40度にして、10～15分を目安に浸かると良いでしょう。
お風呂に入りながらふくらはぎや足裏、足の指などをマッサージすると血行が良くなり、より体が温まるのでおすすめです。
ただ、寝る直前は体が暖まった状態なので、入眠までに時間がかかってしまうため、遅くても就寝1時間前に入るようにしましょう。
就寝前にホットドリンクを飲む
冬に寒さ対策として温かいドリンクを飲む人は多いと思いますが、寝る前にもおすすめです。
ホットドリンクにも体を温める作用があるので、寝る前に飲めばぐっすり眠りにつけるようになります。
こちらも寝る直前は体を温めてしまうので、就寝1時間前までが理想的です。
コーヒーや紅茶、緑茶はカフェインを多く含むため、就寝前のホットドリンクには向かないのでおすすめしません。
就寝前におすすめなのは、ホットミルクや生姜湯、比較的にカフェインが少ないココア、カモミールティーなどのハーブティー、白湯です。
飲む時は一気に飲み切るのではなく、冷めないうちにゆっくり飲むようにしましょう。
湯たんぽで布団を温める
忙しくてお風呂にゆっくり入れない、ホットドリンクを飲む時間もなく就寝という人は、湯たんぽを布団に忍ばせておくのもおすすめです。
湯たんぽは、最初は温かいものの、徐々に温度が下がっていく特徴があります。
あらかじめ湯たんぽを入れて布団を温めておけば、体を温める余裕がなかった人もスムーズに入眠できる環境を確保できます。
夜更かしをしない
冬の朝もスッキリ目覚めるためには、十分な睡眠時間を確保することも大切です。
普段から夜更かしが多いという人は睡眠時間が大きく削っている可能性があるので、できるだけ早く寝るように心掛けてください。
また、ぐっすり眠れるように、できるだけ寝る前にテレビやパソコン、スマホなどの使用は避けた方が良いです。
画面から発せられるブルーライトには覚醒効果があり、体内時計や睡眠のリズムが乱れてしまうとされています。
寝る直前はスマホなどを手放し、目を休めてあげることも睡眠の質を高めるポイントです。
寒さ対策をして目覚めを良くする
冬の朝にスッキリ起きれる方法として寒さ対策も重要です。
朝が寒くて起きられないという人は、部屋や体を温める工夫をしておくと目覚めが良くなるかもしれません。
では、どのような寒さ対策が有効なのか、冬の朝もスムーズに起きれる方法をご紹介します。
暖房のタイマー機能をセットして部屋を温めておく
エアコンなどの暖房機には、タイマー機能が備わっている商品があります。
朝は部屋の温度が低い状態なので、快適な温度の中で起きられるように一定時間になったら自動でONする設定にしておくと良いです。
設定する時間は起きる30分～1時間前がベストです。
空気の乾燥が気になる場合は、オイルヒーターがおすすめです。
寝ている間に稼動させるのは不安という場合は、立ち上がりが早い暖房機を近くに置いておくと良いでしょう。
あったかアイテムで体の冷えを防ぐ
体が冷えやすいという人は、あったかアイテムを活用してみましょう。
例えば、毛布の代わりにスリーパーを着用すれば布団がずれても寒さを感じにくく、睡眠の妨げを軽減してくれます。
朝起きた時も寒さを和らげてくれるので、すんなりと起きられます。
足が冷えやすい人は綿素材のおやすみソックスを履くことで、冷え対策に最適です。
冷たい床に素足をつけるのも苦痛なので、ファー素材のルームシューズなどを履いてみましょう。
ホットドリンクを置いておく
朝一でホットドリンクを飲むのも冬の朝におすすめです。
温かいものを飲むことで体が温まり、同時に内蔵の調子も良くなってくるのでスッキリと目覚めることができます。
ただ、目覚めが悪いとホットドリンクを作るまでに時間がかかってしまうでしょう。
そこで、前日に白湯などホットドリンクを保温容器に入れて枕元に置くことをおすすめします。
マグボトルに入れておけば、起き上がってすぐにホットドリンクを飲むことが可能です。
就寝前と同じように、ゆっくりと少しずつ飲むようにすると、じんわりと体を温められます。
目覚めの良い香りをかぐ
すんなりと起きれる方法として、嗅覚を刺激するのも良いとされています。
よく朝食のにおいを感じて目が覚めるという人もおり、嗅覚を刺激する良い香りは眠気覚ましに効果的です。
例えば、アロマの中には目覚めに良い香りがたくさんあります。
アロマディフューザーやアロマキャンドルなどを使い、起きた時に良い香りを感じられるようにしましょう。
枕元にサシェを置いておくと、起きた直後に良い香りを感じられるのでおすすめです。
自分の好きな香りでも良いのですが、せっかくなら眠気覚ましに良い香りを用意してみましょう。
眠気覚ましに良いとされるおすすめのアロマをご紹介します。
ローズマリー
甘味とほろ苦さを感じる香りが特徴的です。
日本茶に似た香りは清涼感があり、眠気をスッキリ払ってくれます。
強めの香りなので虫も苦手としており、虫除けにも活用可能です。
柑橘系
オレンジやレモンなど柑橘系の香りは、フレッシュさと甘さを感じられ、ハーブの強い香りが苦手な人にも最適です。
香りは眠気覚まし以外に集中力のアップや高ぶる気持ちを落ち着かせてくれる効果にも期待できます。
ペパーミント
ローズマリーよりも強めの清涼感が特徴的で、頭も心もリフレッシュする香りです。
鎮静作用や冷却作用があり、また虫除けにも使えます。
アロマオイルは同じ香りでも産地やブランドなど条件によって、香りが少し変わってきます。
自分にとって良い香りと思ったものが眠気覚ましに効果的なので、香りを確認して選ぶことをおすすめします。
今回は冬の朝もスッキリ起きれる方法をいくつかご紹介しました。
朝しっかり起きられると、その日1日は気持ち良く過ごすことができるでしょう。
冬はどうしても目覚めが悪い傾向にあるので、早寝早起きや熟睡する生活を心掛け、すんなりと起きれるように寒さ対策をすることが大切です。
冬の朝が苦手だという人はご紹介した起きれる方法を実践して、気持ち良い朝を迎えてください。
