毎朝時間をかけて丁寧に化粧をしても、昼に鏡を見るともう顔のテカリが気になるという方はいませんか?
鼻やTゾーンなどのテカリやすい部分は、特に気を付けてケアを行う必要があります。
今回は、テカリの原因やテカリを抑える方法、実際にテカリが気になった時の対処法などをご紹介していきます。
普段から顔のテカリに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
顔のテカリの原因は皮脂!
テカリの主な原因は、皮脂の過剰分泌と言われています。
顔は他の部位よりも皮脂分泌が盛んで、常に性ホルモンの影響を強く受けています。
では、具体的に皮脂の分泌量が増える原因を大きく3つに分けてご紹介しましょう。
汗
皮脂は汗腺から分泌されている汗と混ざって皮膚表面に出てきます。
つまり、汗を大量にかくとその分皮脂も同時に出やすくなります。
特に夏は汗も皮脂も多く出やすい時期なので、普段より短時間で化粧崩れしてしまい、顔のテカリも気になりやすい季節です。
乾燥
肌が乾燥している状態だと、乾燥を補おうとする働きが生まれるため皮脂の分泌が過剰になります。
テカリ=肌がベタベタする状態と捉えている方は、どうして乾燥しているのにテカってしまうのか疑問を覚えるでしょう。
肌は自力で水分を生み出し潤いを与えることができないので、代わりに皮脂を出して肌表面に潤いを与えようと働きます。
その結果、肌が乾燥しているのにテカるという状態になってしまうのです。
ホルモンバランスの乱れ
普段はあまりテカリが気にならないのに、生理前にだけ気になるという方もいるのではないでしょうか?
皮脂はホルモン分泌に密接に関係しているので、ホルモンバランスが乱れると皮脂分泌も過剰になりやすくなります。
生理前の黄体期にも皮脂の分泌量は増えるので、化粧崩れや顔のテカリ、ニキビなどが出やすくなる一因です。
また、普段からストレスを多く抱えていたり、日々の生活習慣が乱れている方もホルモンバランスが乱れやすく、テカリを始めとした肌トラブルが起こりやすくなっています。
テカリを抑えるケア方法は?
潤い重視のスキンケア
朝起きた時の肌の状態によって、その日に顔がテカリやすいかどうかが決まると言っても過言ではありません。
油分が多くベタつきがちな肌だと化粧崩れもしやすく、逆に乾燥してカサカサでも化粧ノリが悪くなってしまいます。
朝の肌状態によって適切なスキンケアを行い、それからメイクを始めることが重要です。
油分が多い肌も、乾燥している肌も、どちらであってもまずは化粧水をたっぷりつけて、肌に充分な潤いを与えるようにしてください。
細かい部分はコットンも併用すると、潤いがより全体に行き渡ります。
顔がベタつきやすい人は保湿の乳液やクリームは控えめに、乾燥しやすい人は乳液やクリームでしっかり蓋をしましょう。
洗顔方法も見直そう
朝の洗顔もテカリ防止には重要です。
熱いお湯で洗顔すると、顔の皮脂が過剰に流れてしまい、肌の乾燥に直結します。
また、特にアトピー肌や敏感肌の方はゆるま湯でも刺激が強い場合があるので、肌に刺激を与えない程度の低い温度で洗うのがおすすめです。
洗顔料は手のひらの上でしっかりと泡立ててから顔にのせ、擦らずに洗い流します。
顔の角質は他の部位より繊細で敏感なので、絶対にゴシゴシ擦って洗い流すのは止めましょう。
顔のテカリが気になる方はつい過剰に洗顔しがちな傾向があります。
何回も長時間洗顔すると乾燥してしまうので逆にテカリやすくなってしまいます。
洗顔は多くても朝と夜の1日2回までにしましょう。
テカリが気になった時の対処法
テカリを抑えるには日々のスキンケアや生活習慣を整えることが重要ですが、実際に昼間にテカリが気になってしまった時はどうすれば良いでしょうか?
すぐに実践できる簡単な化粧直しのポイントをご紹介します。
浮いた皮脂を取り除く
顔のテカリが気になったら、まずはティシュやあぶらとり紙で優しく気になる部分を抑えるようにして皮脂を取りましょう。
皮脂が残ったまま化粧直ししても、またすぐにテカリ始めてしまいます。
特に肌の乾燥が気になるという方は、あぶらとり紙を使うと皮脂が取れ過ぎて逆効果になってしまうので、ティッシュオフがおすすめです。
化粧直し用のミストで潤いを与える
肌の乾燥は皮脂分泌を誘発するので、新たな皮脂を抑えるためにも化粧直し用のミストを顔全体に軽く吹きかけて潤いを与えます。
そのあときれいな手で軽く全体を密着させるように押さえると全体に馴染みます。
化粧下地を軽くつけ直す
テカって化粧崩れしてしまった部分に、化粧下地をつけ直します。
厚塗りしてしまうと不自然なので、指で軽くカバーするくらいが良いでしょう。
細かく押さえるようにして塗ると自然に馴染ませることができます。
皮脂コントロール系の下地を使うとより効果的です。
仕上げはサラサラ系のパウダーで
メイク直しでファンデーションを使うと厚塗り感が出すぎてしまいます。
よりナチュラルに仕上げたい方は白系や透明タイプのパウダー、カバー力が欲しい方は肌色に近いベージュ系のパウダーを使った方が良いでしょう。
普段から皮脂用化粧品を使うのも効果的
毎日のように顔のテカリが気になっているという方は、普段使っているメイク用品を変えてみるのもおすすめです。
特に化粧崩れ・テカリが発生しやすいTゾーン周辺は、皮脂用の化粧品も多く出ています。
部分用下地
テカリは鼻周りや額などのTゾーンに起こりやすいので、崩れやすい部分だけ皮脂コントロール系の部分下地を使うと効果的です。
皮脂浮きを抑える部分用下地はコンパクトサイズのものも多いので持ち歩きやすく、メイク直しにも使えます。
パウダーファンデーション
リキッドタイプのファンデーションは水分だけでなく油分も多く含んでいるので、テカリやすい人には合っていない場合があります。
パウダーファンデーションは油分が少なくさらっとしているので皮脂が多い人にはおすすめです。
パウダーファンデーションの種類によっては、水で濡らしたスポンジを軽く絞ってからつけると吸着力も良く崩れにくい仕上がりになります。
オイルブロックパウダー
特に気になる鼻周辺のテカリには、オイルブロックパウダーも役立ちます。
オイルブロックパウダーにはテカリを吸収する効果のあるパウダーが配合されているので、皮脂崩れを防ぎます。
メイク直しにも使えるので持っておくと便利です。
コンシーラー
Tゾーン以外の目もとや口元など細部のテカリが気になる場合は、部分用のコンシーラーを使うと良いでしょう。
特に筆タイプのコンシーラーを選べば、肌に馴染みやすく自然に化粧崩れをカバーできます。
多くの人が悩んでいる顔のテカリですが、日々の習慣や洗顔方法・スキンケアの見直し等で抑えることができます。
また、普段使っているメイク用品に皮脂対策のものも加えるとさらにテカリが目立ちにくくなるでしょう。
今回ご紹介した内容をぜひ参考にして、テカリの悩みを解消してみてください。