年々増えていく肝斑。
年齢のせいとは言え、顔中に広がり、温泉でも友人にすっぴんをさらせないほど
悪化し、もう自分ではどうにもならないと思い、皮膚科へ。
肝斑レーザーなどもあるけれど、高額のためまずは飲み薬の治療から
始めてみることにしました。
私が通い始めたのはいわゆる普通の皮膚科。
美容クリニックのようなところではありません。
他の皮膚科もそうなのか、飲み薬は保険適応。
2週間分をもらい、診察料などを含めても1,000円ちょっとでした。
目次
肝斑治療ってどんな薬が処方されるの?副作用は?
私が処方された薬は以下の4種類。
① トラネキサム酸錠250mg (1日3回・1錠ずつ)
肝斑と言えばこのお薬。
肝斑はプラスミンという物質がメラニンの生成を活性化して起こると言われていて、
トラネキサム酸はこのプラスミンの働きを抑える作用があるとされています。
このトラネキサム酸が配合された肝斑治療薬は「トランシーノII」という名前で
薬局でも買えます。
画像出典:第一三共ヘルスケア
この市販薬は1日2回で1回2錠。1日4錠中のトラネキサム酸は750mg。
私が飲んでいる処方薬も1日3回、1錠ずつで1日分のトラネキサム酸は750mgで
同じです。
「トランシーノII」には2ヶ月続けて飲んではいけないという注意事項があります。
これはトラネキサム酸に血栓ができやすくなるという副作用があるためです。
私のドクターは2ヶ月を超えて長期服用をしている人も多く、
続けて飲んでも問題ないと言っていました。
私は大丈夫ですが、友人にはこのお薬を飲むと頭痛がして
続けられなかったという人もいます。
② ハイチオール錠80 (1日3回・1錠ずつ)
こちらも肝斑治療には定番のL-システインが主成分のお薬。
メラニンが作られる時、まずチロシナーゼという酵素が作られます。
L-システインはこのチロシナーゼの生成を阻害する作用があります。
さらには新陳代謝を促進し、メラニンの排出を促します。
こちらもハイチオールCという市販薬があり、有効成分の含有量は処方薬と同じです。
また、「トランシーノII」にもこのL-システインが同量配合されています。
③ ベクタン錠50㎎ (1日3回・1錠ずつ)
これはビタミンEのお薬です。
ビタミンEには抗酸化作用があり、シミの原因となる活性酸素から肌を守ります。
④ シナール配合錠 (1日3回・2錠ずつ)
こちらはアスコルビン酸(ビタミンC)とパントテン酸カルシウム(ビタミンB5)からできたお薬。レモンのような酸っぱい味がします。
ビタミンCには、メラニンの生成を抑える効果があって、すでに沈着したメラニン色素も分解する力があります。
粒が大きくて飲みにくいのが難点。
処方薬と市販薬の違いは?
肝斑の市販薬の「トランシーノII」。
画像出典:第一三共ヘルスケア
主成分はトラネキサム酸・L-システイン・アスコルビン酸(ビタミンC)
ピリドキシン塩酸塩(ビタミン、B6)・パントテン酸カルシウムで、私が処方された
4種類のお薬の中の3種類と同じ成分が配合されています。
1日分のトラネキサム酸とL-システインの量は一緒で
アスコルビン酸(ビタミンC)とパントテン酸カルシウム(ビタミンB5)の量が少なく、ビタミンEが配合されていないくらいです。
成分的には処方薬とあまり変わりません。
変わるのはお値段です。
この「トランシーノII」は販売店によって違いますが、安い所でも1か月分¥4,000弱。
飲み薬で肝斑を治すのは長期戦になります。
価格的に考えたら、絶対皮膚科のほうがお得です。
私自身も数件のクリニックにカウンセリングに出かけ、品川美容外科での治療を決めました。
レーザーで悪化することもあった肝斑に効果的な、「レーザートーニング」を受けたかったからです。
皮膚科やクリニック選びに悩んでしまう、という人も多いと思いますが品川のレーザートーニングは心からおすすめできます。
結果的に、肝斑だけでなく混じっていた薄いシミ(自分では全部肝斑だと思っていました。)まで一挙に治療できました。
しかも開きが気になっていた毛穴まで、キュっと小さくなります。
このレーザートーニングとトラネキサム酸(トランサミン)のW治療で、肝斑はあっさり綺麗に治りますよ。
友達にも、なんでそんなに肌がきれいになったの?と聞かれるので、肝斑仲間にも品川美容外科をすすめています。
品川美容外科提携の品川スキンクリニックもあります。家や職場から近い通いやすいクリニックを選べるので助かります。
内服薬で肝斑が消えずに悩んでいるのなら、一度カウンセリングだけでも受けてみるべきかも。