暑い季節になると、どんな人でも汗をかいてしまうものですが、汗をかくと、ニオイが気になってしまったり、服が黄ばんでしまったりします。
そのため汗をかきたくないと思う女性は少なくありませんし、中には、汗をかくことによって感じる不快感が苦手だという人もいるでしょう。
今回は、汗をかく原因や汗対策にこだわる女性が多い理由、気になる脇汗に有効な対策について解説していきます。
汗対策で悩んでいる女性は、ぜひ目を通してみてください。
目次
汗をかく原因とは?
はじめに、人が汗をかく原因から解説していきます。
気温が高い
人間は気温が高い時に、汗をかくことで体温調節を行う必要があるので、汗をかきやすくなります。
これは、温熱性発汗と呼ばれている汗で、アンモニアや尿素がそこまで含まれていないため、かき始めたばかりのころはさらさらと流れるような感じの汗で、ニオイもありません。
不安やストレスを感じている
スピーチをする時などに、汗をかいた経験がある人も多いでしょう。
緊張したり、ストレスを感じたりすると交感神経が刺激されるため、汗をかきやすくなります。
精神性発汗と呼ばれ、脇の下や手のひら、頭部などに汗をかきやすいのが特徴です。
バランスの取れた食事ができていない
動物性脂肪を多く含む食事をしている人は、汗腺が刺激されるため、汗をかきやすいです。
また、刺激の強い食べ物をたくさん食べたり、カフェインをたくさん摂ったりしている人も汗をかきやすい傾向があります。
汗が気になると思ったら汗対策を考えるだけではなく食生活を見直してみることも大切です。
クーラーに当たりすぎている
クーラーが効いた部屋は快適ですが、そのような生活を続けていると身体で体温調節をする必要がなくなり、汗腺が持つ機能が退化してしまうので要注意です。
気温が高い外へ出た時などに、汗をかいて体温を調節するため、汗腺が猛スピードで働かなければいけないという状態になります。
そのような状態になる場合は、汗腺が正常に機能していない可能性がある、と考えられるので、以前よりも汗をたくさんかくようになったと感じる場合は、自分自身の生活を見直してみるとよいでしょう。
ホルモンバランスが乱れている
ホルモンバランスが乱れてしまうと、自律神経に何らかの不調をきたしてしまいます。
特に、生活習慣が不規則な人は自律神経が乱れやすくなってしまうため注意が必要です。
慢性的な睡眠不足になっている
睡眠不足な状態が続いてしまうと、交感神経と副交感神経のバランスが悪くなってしまいます。
交感神経と副交感神経のバランスが悪くなると、汗をコントロールできなくなってしまうことがあります。
脇汗の量が増える原因にもなってしまうので、睡眠不足にならないよう気を付けて生活するとよいでしょう。
汗対策にこだわる女性が多いのはどうして?
男性と比べてみると、女性の方が汗対策にこだわる人が多く存在しますが、ここから女性が汗対策にこだわる理由をみていきましょう。
汗臭いニオイが気になる
汗をかくと、自分自身が汗臭くないか気になってしまう人は少なくありません。
特に、身の回りに汗のニオイがきつい人などがいれば、不安はより高まってしまうでしょう。
かきはじめたばかりの汗は無臭ですが、たんぱく質や脂質、糖質、アンモニアといった成分が皮膚の常在菌によって分解されます。
常在菌に分解されることで、だんだんと気になるニオイを発するようになってしまいます。
汗のニオイは不快感を与えることになりかねないため、汗対策をしたいと考える女性は多いです。
汗染みを作りたくない
汗染みは、背中や胸、わきの下などにできやすく、服の色にもよりますが、汗染みができると目立ってしまう場合もあります。
気にしていては着る服が限られてしまうため、汗対策をあらかじめしておきたいと考える女性も多く見られます。
化粧が崩れてしまう
化粧が崩れてしまうことを気にして、徹底的に汗対策をしている女性もいます。
しっかりとメイクをしても、汗をかいてしまうと残念な状態になってしまいます。
化粧崩れを防ぐために、顔の汗対策だけは怠らないという女性もいる程です。
一番気になるのは脇汗!?どんな対策が有効なの?
汗は全身にかくものですが、中でも脇汗や汗染みが気になるという人は多いです。
最後に、脇汗にはどのような対策が有効なのか、解説していきます。
制汗剤
制汗剤は、もっとも手軽にできる汗対策となり、スプレータイプだけではなく、ロールオンタイプやクリームタイプもあるので、使いやすいとか自分に合っていると感じる制汗剤を選ぶことができます。
ただし、制汗剤は汗を長時間に渡り止めることになるので、菌の繁殖を促してしまう可能性があります。
それでは、嫌なニオイの原因になってしまうので要注意です。
また、制汗剤だけだと黄ばみを防ぐことはできないため、ニオイが気にならなくなったとしても、黄ばみが目立ってしまうケースもあります。
汗取りインナーを身に付ける
汗をかきやすいなら、汗染みや汗のべたつきなどが気にならなくなり、快適に過ごせるようになるので、汗取りインナーを使ってみるのも良いでしょう。
汗取りインナーを身に付ければ、汗染みを気にせずにお気に入りのコーディネートを楽しめます。
そのため、汗対策として効果的な方法の1つだと言えます。
直接貼る脇汗パッドを使う
直接貼る脇汗パッドを使うという汗対策もおすすめしたい方法の1つです。
汗をかいたとしても、パッドが全て吸い取ってくれるため、服に汗染みができずに済みます。
大切にしている服を着る時にも重宝するでしょう。
黄ばみを残さないように洗濯する
汗が衣類に染み込んでしまうと、黄ばみの原因になってしまいます。
白っぽい服だとどうしても黄ばみが目立ちやすくなりますが、洗濯をする際にひと工夫すると気にならないでしょう。
黄ばみを残さないようにするには、重曹水を使うのがおすすめです。
①黄ばみが気になる衣類を重曹水につけおきします
※特に気になる部分は揉み洗いするとより落ちやすくなるので試してみてください
また、衣類についてしまった皮脂は、体温に近い40度くらいのお湯で洗うと落ちやすくなります。
暑い日の汗は、おしゃれをしたい女性にとって大敵であり、汗染みや化粧崩れが起こらないか不安になりがちです。
中には、汗対策を工夫している人もたくさんいると思いますが、それでも汗染みが気になってしまう場合は、今回紹介した対策を試してみてください。
食生活を見直したり、ストレスを軽減できるような工夫を凝らしたりすることも、汗対策として有効な方法となるため、できるところから少しずつ試して自分に合う汗対策を探ってみてください。