日本に300年以上前から伝わる伝統食材「すんき」
ヨーグルトと同じくらいの量の乳酸菌を含み、しかもこの「すんき」にしか
存在しない数種の乳酸菌を含むスーパー発酵食品なのです。
このすんきの故郷は長野県の木曽地方。
長野県は男女ともに平均寿命が全国一位。
そして、アレルギー罹患率も全国平均と比べ、はるかに低い県です。
その中でも木曽地方はアレルギー罹患率は、長野県全体の3分の1ほど。
その秘密はこの地方で食べられている食材「すんき」なのです。
すんきって何?
長野県の山深い木曽地方に伝わる保存食のひとつ。
塩を使わずに作られる赤カブの葉を発酵させた漬け物です。
長野県の「味の文化財」やイタリアのインターナショナルスローフード協会の「味の箱舟」にも
認定されている珍しい食べ物。
地元で収穫した赤カブの葉を細かく刻み、湯通しした後に樽に詰めます。
ここにすんきのタネ(前の年に作ったすんき)を加え、加熱して生きた乳酸菌を自然の力で発酵させます。
しゃしゃきした歯ざわりで、酸っぱい漬物です。
かつお節と醤油をかけてごはんと一緒に食べたり、細かく切ってお味噌汁に入れたり、
すんき入りのつゆで食べるすんきそばなどにして食べられています。
すんきは無塩なので、色々な料理にとの相性もバッチリ!
地元ではピザに使ったり、カレーに入れたり、ドレッシングを作ったり、と
いろいろな料理で大活躍しています。
すんきのすごさは乳酸菌!
すんきには20種類以上の乳酸菌が含まれていますが、注目すべきは
すんきにしか存在しない、4種類の乳酸菌
長野県の御嶽山麓の火山灰地に育つカブ菜にだけ存在する乳酸菌が含まれ、この乳酸菌が
強い免疫調節効果を持っています。
そしてすんきに含まれる乳酸菌は胃酸に強い「植物性乳酸菌」。
生きたまま、腸まで届き、驚きべき効果を発揮します。
最近の研究ですんき由来の乳酸菌には
・花粉症 ・アトピー ・食品アレルギー
・喘息 ・ピロリ菌の抑制 ・便秘
などにたくさんの効果があることが発表されています。
特に便秘への効果は絶大!
すんき由来の植物性の乳酸菌が腸によいのはもちろんですが、原料の赤カブの葉には食物繊維が
豊富に含まれています。
便秘解消サプリにこのすんきが使われていたりするんですよ。
漬物と言っても、塩を使用していないため、塩分の取りすぎの心配もなく、子供からお年寄りまで
食べられます。
しかも発酵食品の中にはポリフェノール・ビタミンなども含まれ、
美肌やアンチエイジングから長寿までパワーを発揮するまさに究極の「スーパー発酵食品」です。