可愛いサンダルを履きたい季節。
・・・ですがあなたの爪はカワイイですか?
足の爪が分厚くなっていたり、白く変色してボロボロと崩れてしまっている人、あなたはもしかしたら爪水虫かもしれません。
爪水虫の人はなんと10人に一人いるともいわれているんです。
そしてなってしまうととってもやっかい!
爪水虫についてきちんと知っておきましょう。
爪水虫と水虫の違い
一般的にいう「水虫」は、白癬菌というカビ(真菌)の一種が皮膚の角質層に感染して起こる病気です。
足にできる水虫を足水虫や足白癬(はくせん)、爪の中に入り込んでしまったものを爪水虫(爪白癬)と呼びます。
爪水虫になる大半の原因は、足の水虫を放置すること。
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足の水虫は、足の指の間がふやける、カサついて皮がむける趾間型というものや、小さな水疱がいくつもできて痒みを伴う小水疱型があります。
水虫の原因、白癬菌は高温多湿の場所が大好き。
大抵の水虫患者は、6月の梅雨時期から症状が出て、秋口に治まることが多いものですが、しっかりと治療をしないと角質の中で菌が生き続け、翌年の夏にまた症状が出る・・ということを何年も繰り返すことになります。
そして、それを長年繰り返しているうちに、爪の中に白癬菌が徐々に侵入し、爪水虫になってしまいます。
その特徴は、爪の色が濁ったり、白くなったり爪の下の角質が厚くなってボロボロになったりします。
こうなると、爪が変形し靴を履くと痛くなったり、人に見せられないなど生活に支障がでてきます。
爪水虫は、高齢者や糖尿病の人に多くみられるともいわれています。
爪水虫患者は10人に1人!
爪水虫の人は、推定1000万人以上もいるとされています。
足の水虫は、革靴を避けたりして足が高温多湿になるのを回避していると改善していく場合もありますが、爪水虫は自然治癒はありえません。
高齢になるほど患者数もどんどん増加していきます。
その理由は、高齢者になると爪の変色、変形も老化だととらえてしまいがちできちんと受診しない人が多いからなんだそう。
爪水虫は、いわば白癬菌の貯蔵庫。
きちんと治さない限りは何度でも足水虫になります。
爪水虫はどう治す?
少し前までは、爪水虫治療の基本は抗真菌薬を服用することでした。
なかなか外用薬では、爪の構造上、白癬菌まで届くことができないのが原因です。
しかしながら、この抗真菌薬は併用禁止の薬が多く飲めない患者が多かったのも事実。
また、副作用があるものもあり肝機能や血液を検査することが必要な場合も多く、消して誰でも内服できて治療できるというわけではなかったのです。
ところが最近では、爪水虫にも効果的に作用する外用薬的アイテムもでてきました。
クリアネイルショットというジェルは染み込みにくい爪へのアプローチを徹底的に追い求めた、浸透力抜群の爪水虫ケアアイテムです。
本来、爪はとても固いタンパク質でできているのでなかなか白癬菌まで届くことが難しいものです。
それを打破したのは、爪の表面は油になじみやすいという特性でした。
使い方は、爪の表面に塗るだけでなく爪の先から爪の下へと垂らしこむように塗ります。
毎日1回使用するだけでよいのですが、もう大丈夫かな・・と思ってもじっくり1年くらいは塗り続けることを怠らないようにしましょう。
ぶ厚くなり、ボロボロと取れてしまっている爪にもじっくりと浸透してくれます。
注意してほしいのは、そのボロボロ落ちた爪は徹底的に掃除をすること。
家族や同居人、遊びにきた友人にまで感染させてしまうことになるからです。
爪水虫の予防法
せっかく治ったと思っても再発しやすいのが、爪水虫。
再発しないようにこころがけたい再発予防策は、「まず足水虫に感染しないこと」。
足水虫に感染しないためのカギは、乾燥と清潔。
足水虫は、爪水虫より多く、5人に1人は発症しているといわれています。
素足で歩くような施設、共用の足ふきマットなどには、水虫もちの人の足から剥がれ落ちた白癬菌に侵された皮膚のかけらが付着しています。
必ず、菌が角質まで入り込んでしまう24時間以内に、足をきれいに洗い、乾燥させ清潔を保ちましょう。
そして足水虫かも?と思ったらすぐに白癬菌ケアアイテムを塗りましょう。
足水虫だけで済んでいるうちにきちんと完治させることが重要です。