妊娠初期は胎動も感じられないので、まだお腹に赤ちゃんがいるという実感も少なくあれこれ心配になるもの。
とくに初めての妊婦さんは、妊娠初期にどう過ごしたらよいのかわからず悩んでしまうこともあるでしょう。
体調や心の変化も起こりやすい妊娠中。
安定期に入って胎動を感じると、安心できる妊婦さんも多いものです。
その日が来るまで妊娠初期に気を付けること、妊娠中の体に必要不可欠な「葉酸」についてまとめました。
目次
やはり心配なのは妊娠初期の流産
妊娠12週未満の10%前後ほどの人に流産が起こることがありますが、この時期の流産はほとんど「胎児」側に原因があり、赤ちゃん自身の運命によるものです。
ママが妊娠中なのに重いものを持ったから、とか動き過ぎてしまったから、などの原因で流産する可能性は限りなくゼロに近いもの。
万が一、流産してしまったとしても、それはたまたま悲しい偶然が重なってしまっただけなのです。
直接的な原因になることはほとんどないので、基本的には家事などは妊娠初期でもいつも通りにしてかまいません。
ただし、注意したいのはお腹に痛みや出血があるとき。
そんな時はママ側に何かしらのトラブルが潜んでいることもあるので、家事も控えましょう。
つわりが辛くて食べられない
つわりの根本的原因は、胎盤から分泌されるhCGホルモンが関係しているといわれています。
つわりは精神的なストレスがかかると悪化しやすくなるので、ストレスを溜めないリラックスした環境づくりが第一です。
もし、お姑さんとの関係で悩むことなどあるのであれば、里帰りして実家に甘えるだけでも、つわりが軽減することはよくあるんです。
また、つわりが酷くて食べられない・・・という時は、食べたいものを食べられるときに少しずつでも口にするようにしましょう。
フルーツや食べ物などを冷やしたり凍らせたりすると食べられる、という人も多いので試してみましょう。
もちろん、バランスのよい食事を摂れることに越したことはありませんが、つわりの場合はそうもいかないもの。
栄養分の摂取を意識しながら食べ物を摂る様にしましょう。
あまりにつわりが酷く、食べたものを全部戻してしまう場合や水分以外受け付けない場合は、点滴治療が必要になることもあるので受診しましょう。
そして、逆に「食べづわり」で何か食べていないといられない、という妊婦さんもいらっしゃいます。
妊娠初期に体重を増やしてしまうと、この先のコントロールが大変に。
食べづわりの人は、野菜や海藻、こんにゃくなどのカロリーが低くお腹に溜まる物を摂る様にしましょう。
妊娠初期の外出はどうしたらいいの?
妊娠初期は、見た目には妊婦さんとわからず体調が悪くなってもつらい思いをすることも。
マタニティマークも賛否両論ですが、電車やバスに乗るときはつけた方がよいでしょう。
自分が妊婦さんであることを周りに知ってもらうことも大切です。
移動手段別、気をつけたいこと
車の運転
妊娠中は道路交通法的には問題がないのですが、シートベルトはした方がベター。
シートベルトなしだと、ハンドルにお腹をぶつける可能性が高まります。
お腹を避けるようにシートベルトをすればお腹が圧迫されることもありません。
自転車
妊娠初期ならば、たとえ転倒したからといって子宮に直接な刺激が加わることはほとんどありません。
しかし、転んだりハンドルにおなかをぶつけたりしないように注意しましょう。
もちろんスピードは出し過ぎないこと。
電車、バス
揺れた時や急ブレーキがかかった時にお腹をぶつけないように、乗車したら車内での立ち位置を考えましょう。
時間的に余裕があるのなら、通勤ラッシュなどの混雑する時間帯は避けましょう。
飛行機、新幹線
妊娠中は、いつもよりも血がかたまりやすくなる傾向があるため、つわりなどで強い脱水があるとエコノミークラス症候群のリスクが高まります。
移動が長時間になる場合は、水分補給はこまめに行いましょう。
1時間ごとにトイレにいくようにして、足を動かすことをこころがけるのも◎。
職場ではどうしたらいいの?
つわりなどの不快な症状に悩まされることもあるので、妊娠中の職場の同僚や上司のサポートは必要不可欠です。
12週を過ぎれば流産のリスクも低くなるので、職場にも妊娠を報告して協力をお願いしておきましょう。
心身のストレスはつわりを長引かせることにもなるので、通勤ラッシュなどが辛いときは勤務形態を変更してもらえるとベストです。
歩いたり、立ち仕事ではお腹が張ったり出血してしまうこともあるので、デスクワーク中心に切り替えられるといいですね。
お酒やタバコ、カフェインは避けた方がいいの?
アルコールは胎児アルコール症候群や発達障害、中枢神経障害などを引き起こす原因となります。
また、タバコは胎盤機能不全や子宮内発育遅延のリスクが高まります。
妊娠が分かったらアルコールとタバコはすぐに止めましょう。
また、喫煙と並行してカフェインを摂取している妊婦さんの場合は、胎児の発育遅延や早産を招く可能性が高まるといわれています。
たとえ、喫煙していなくても妊婦さんが1日8杯以上のコーヒーを飲むと死産のリスクが高まります。
1日1杯から2杯であればかまいませんが、それ以上はやめておきましょう。
妊娠したら絶対に取りたい栄養素とは?
妊娠したら必ず補いたい栄養素、それは葉酸です。
妊婦の葉酸摂取推奨量は、1日480㎍(マイクログラム)。
この量を毎日の食事からのみ摂取することは、とてもむずかしいものです。
葉酸は、主に野菜に多く含まれていますが熱に弱いので、調理することによってその半分が失われてしまいます。
しかも体内で実際に使用されるのは、さらにその半分の量なのです。
必要量の葉酸を摂取するには、野菜を350g以上食べることが必要になります。
葉酸は熱だけでなく、水にも弱いので水でさっと洗ってそのまま食べるのがおすすめです。
鮮度が落ちると葉酸が減るので、出来るだけ新鮮な野菜を選んでその日のうちに食べるようにしましょう。
また葉酸の豊富な青菜類はアクが強く生では食べにくいものも。
そんな時はイチゴやマンゴー、アボカドなどもおすすめです。
食事で撮り切れない「葉酸」はサプリメントで
葉酸は毎日の食事からとるのが理想ではあるものの、妊娠初期はつわりなどで体調が悪いことも多いもの。
つわりが酷いと食欲もなく、料理するのも苦痛なこともあるでしょう。
そして、仕事を持っていて忙しくなかなか食事の準備に時間をかけられないという妊婦さんもいるでしょう。
そんな時に上手に使ってほしいのが葉酸のサプリメントです。
受胎前後3ヵ月以上の葉酸サプリメントの摂取(1日400㎍)は厚生労働省も推奨しています。
最近では、妊娠中の赤血球が少ない場合の治療にも葉酸サプリメントが使用されることもあります。
葉酸サプリメントで葉酸を摂取するメリットは、調理の手間などが不要で簡単に摂れること、そして吸収率も高いことも大きな魅力です。
「愛され葉酸」で快適なマタニティライフを
最近では沢山の葉酸サプリがありますが、おすすめしたいのが口コミでも大評判の「愛され葉酸」です。
愛され葉酸は、後藤真希さんが監修したことでも注目が集まっていますが、やはり大切なのはその成分。
自然の食品から摂れる「ポリグルタミン酸型」の葉酸はなかなか吸収されにくいのが難点です。
しかし「愛され葉酸」に配合されているのは「モノグルタミン酸型」の葉酸。
吸収率は9割ともいわれるモノグルタミン酸型の葉酸が、1日3粒で4㎍(厚生労働省の推奨量)摂取することができます。
そして、妊娠中に不足しがちなカルシウムやビタミン・ミネラルを補うだけでなく、人由来の乳酸菌「クリスパタス菌」も配合されています。
クリスパタス菌はママから赤ちゃんに伝わる大切な菌で、胎児のお腹の健康を維持する働きがあります。
また乳幼児のアレルギーや感染症発症リスクも軽減してくれる乳酸菌であることもわかっています。
しかし、ママ自体が持っているクリスパタス菌は年齢とともにどんどん減少しています。
サプリメントで補えるのは嬉しいですね。
愛され葉酸の口コミ人気の秘密は、このほかにも鉄分、DHA、ポリアミンまでもが配合されている点でしょう。
妊娠中は、鉄分不足に陥りがちで「むずむず脚症候群」などを引き起こすこともあります。
また、DHAは子供のIQに影響するという話もあり、妊娠中から脳や神経組織の発達をサポートできるのは嬉しい限りです。
ポリアミン、という成分はいわば細胞のおやつ。
細胞が新しく生まれ変わるためには必要不可欠なもので、胎児の発育だけでなく、ママの老化防止やアンチエイジング効果にも注目が集まっている成分です。
妊娠が分かったらすぐ「愛され葉酸」を摂ろう
妊娠前から飲むことが推奨されている葉酸だけど、なかなか手を出さないまま妊娠した人も多いでしょう。
葉酸は、妊娠が分かってからサプリメントで摂取しはじめても、決して遅くはありません。
脊椎関連の奇形を予防する意味で推奨されているのは、妊娠前から妊娠12週まで葉酸サプリを摂り続けることですが、妊娠してからであっても、初期であればどんどん積極的に摂りましょう。
そして12週を過ぎた後も健康維持のために摂取を継続しましょう。
愛され葉酸の飲み方
飲み物は何で飲むのがいいの?
基本的にサプリメントはお水で飲みましょう。
それも、日本のお水がおすすめ。
なぜなら、海外の硬水などはあまり消化吸収がよくありません。
しかし、どうしてもお水がなくてお茶で飲んでしまった、という場合も問題はありません。
あくまで妊娠中に控えるべき飲み物でなければ大丈夫です。
間違えて2倍飲んでしまった!
葉酸の上限量は1300~1400㎍ですが、翌日は通常の1日の摂取量を飲んでも問題ありません。
1ヵ月のトータルでの摂取量が目安の範囲内であれば、多く飲んでしまっても気にしなくてよいでしょう。
ほかのサプリと併用してもいいの?
愛され葉酸は、薬との併用も可能です。
しかし、妊娠中はデリケートなので主治医に相談するのが一番です。
愛され葉酸はいつ飲むのが効果的なの?
自分の飲みやすいタイミングで飲みましょう。
朝飲むと決めていて、忘れてしまったら昼でも夜でも、たとえ夜中でも、気がついたときに飲みましょう。
愛され葉酸は、つわりで辛い人でも飲めるように小粒タイプになっています。
フレッシュレモン味なのも、嬉しいですね。
妊娠中に必要な栄養素を3粒にまとめた「愛され葉酸」は、いままで「葉酸」「鉄分」「カルシウム」などを個別にサプリで摂取していたという妊婦さんからも評判です。
生まれてくる赤ちゃんのために、ママとして出来ることはしておきたいもの。
健康な笑顔を楽しみに素敵なマタニティライフを過ごしましょう。