歯を白くしたい!自分の口が臭いのではないか心配・・・
という女性は多いものです。
今回は自分で歯を白くする方法と、口臭の原因や改善方法についてまとめます。
目次
自分で歯を白くしたい!
笑った時の印象をぐんと引き上げてくれるのは、キラキラと白く輝く「歯」。
今まであまり気にしていなかったけれど、この頃自分の笑顔の写真を見て歯が黄色くなった気がして大ショック、なんて方もいるのでは?
歯の黄ばみ、着色汚れを「ステイン」といいます。
ステインの原因は、コーヒーや紅茶、ワインやカレーなどの色のついた飲み物や食べ物。
これらを頻繁に口にしている人は、どうしても歯の着色汚れが起こりやすいのです。
歯の表面には、唾液由来の「ペリクル」というたんぱく質の薄い膜があって、歯のエナメル質を保護しています。
このペリクルに飲み物や食べ物の色素がついてしまうのです。
歯の表面がツルツルでなめらかであれば、ペリクルに着色することは少ないのですが、磨き残しなどで歯の表面がザラザラとしているとステインが付きやすくなってしまいます。
そして、口呼吸が多い場合は歯の表面が乾燥するので、これもまた歯の色素沈着の原因になります。
あなたの歯のステイン度をチェック
①紅茶やコーヒーを一日に3杯以上飲んでいる
②お酒なら赤ワインが好き
③口呼吸をしてしまう
④仕事中もチョコレートを食べたりする
⑤コーンスープよりもミネストローネ派だ
⑥カレーライスが好き
⑦喫煙をする
⑧醤油、ソースの濃い味が好き
⑨歯磨きは食後しかしない
⑩栄養ドリンクをよく飲んでいる
以上の項目に、心当たりが多い人ほど歯の色素沈着は多いと考えられます。
紅茶に含まれているタンニン、コーヒー・ワイン・チョコレートのポリフェノール、着色の強いカレーやソース、タバコに含まれているタール。
これらは全て、歯の着色汚れの原因になっています。
歯を白くする5つのコツ
正しいケアで、自分で歯を白くしていこう!
歯磨きは4回!が基本
上記のステインチェックで「歯磨きは食後しかしない」が当てはまるなら、ステインがつきやすいのは仕方のないこと。
ステインを除去して歯を白く保つには、歯の表面がツルツルとなめらかにしておくことが重要課題。
寝ている間、口の中の菌は繁殖しています。
朝、目が覚めたらまず一度歯を磨く習慣をつけましょう。
そして毎食後もしっかりと歯を磨きましょう。
つまり、1日4回は歯を磨いて表面がツルツルの時間をできるだけ長く保つようにこころがける。
それが歯を白く保ち、着色汚れのステインをつきにくくする秘訣です。
歯ブラシ選びはこだわって
ステインは歯の表面だけでなく、歯と歯茎の間や裏など歯ブラシではなかなか磨きにくいところにも付きます。
でも、ステインが気になるからといって力を入れてゴシゴシ歯を磨くと、歯の表面が傷ついたり薄くなってしまいます。
歯磨きはあくまでマッサージするようなイメージで優しく磨くこと。
歯ブラシ選びはこだわって、できるだけ毛束が多くブラシの柔らかいものを選びましょう。
ステインを除去する歯磨き法とは
歯の表面が大理石のようにツルツルであれば、ステインはなかなかつくことはありません。
常に歯の表面をツルツルに保つために、正しいブラッシュング方法をマスターしましょう。
歯と歯茎の間は歯ブラシの先を45度の角度であてて、5ミリほどの間隔で小刻みに動かします。
歯の表面は、歯ブラシを垂直にあてて真横方向に細かく動かして磨きましょう。
歯の裏は、垂直方向にブラシを動かすように。
これがステイン除去に適した正しいブラッシング方法です。
歯磨き粉の研磨剤の量も要チェック
歯の汚れを取って白くするためには、研磨剤が入っている方がおすすめです。
でも、研磨剤ばかりで磨き続けていると歯の表面が傷つきやすくなってしまいます。
仕上げは研磨剤なしの歯磨き粉で。
また、普段の歯磨きでは研磨剤なしの歯磨き粉を使用して、カレーやワインなどの色の濃いものを口にしたときは研磨剤入りを使用するなど、使い分けるのもよいでしょう。
食後は「うがい」が肝心
ステインが目立ってくるのは、40代以降くらいから。
それまでの食習慣によって、歯の白さに違いが出てくるのは確かです。
ポイントは食後のオーラルケア。
食後の歯磨きが重要なのは、食べたり飲んだりした直後にステインの元となる色素を落とせることにあります。
でも、歯磨きができない状況下であれば食後に「うがい」をしたり、水を飲むだけでも違います。
赤ワインはとくにステインの原因になるもの。
ワインとお水を交互に飲むようにするだけでも着色がちがいます。
飲み過ぎにならないので一石二鳥ですね♪
口が臭いと気にする女性は増えている
上司や先輩と会話していてふと気が付く口臭。
もしかして自分も口が臭いのでは?と気になってしまうこと、ありませんか?
口臭には、体調の変化による生理的なものと歯周病などの病気が原因のものと2つあります。
20代から30代までの口臭のほとんどは、生理的な口臭。
その原因は舌の上に菌が増殖してしまうことにあります。
下の上の食べカスや菌は「下苔(ぜったい)」と呼ばれ、白っぽいものです。
口臭の原因は、菌自体ではなく菌が食べカスなどをエサにして出す「分解物」です。
まさに、「細菌のおなら」のようなものだと考えてください。
口臭チェック
口臭は、自分でも簡単なチェックで確認することができます。
朝起きたらすぐに少量の水を口に含んで30秒間ぶくぶくとうがいをして、透明なコップなどの中に吐き出しましょう。
水が白っぽく濁っていたら、それはたんぱく質や細菌による汚れ。
誰しも、朝一番にこれを行えば白っぽく濁るものですが、色が濃い人ほど口臭が発生している可能性は大!
口臭予防の基本は「唾液」を多くだすこと。
唾液は1日に1.5リットルほど出ており、唾液の中には菌を洗い流したり殺菌してくれる成分が含まれています。
唾液の元となるのは血液の水分。
緊張やストレスで血流が悪くなると唾液の量が減り、口の中の菌が増えて口臭が生じやすくなるのです。
最近の女性は、ストレスを抱える人も多く唾液が少ない傾向にあるとか。
ガムを噛んでみるなど、唾液を出すことを意識することも口臭予防には欠かせません。
口臭を予防する4つのコツ
ポイントは口の乾燥を防ぐこと
1.まずは歯磨き
オーラルケアの王道ともいえる歯磨きなしでは、口臭予防も口臭改善もはじまりません。
細菌のエサになる食べカスなどをしっかりとコントロールすることが口臭予防の基本です。
そのためには食後の歯磨きが重要。
そして特に夕飯後の歯磨きはしっかりと行いましょう。
菌は寝ている間に増殖するため、口の中を清潔に保てるようにしましょう。
口臭予防効果のある歯磨き粉を使用するのもポイント。
2.マウスウォッシュは習慣に
歯磨き後には、しっかりとマウスウォッシュしましょう。
食後は、歯磨きとマウスウォッシュをセットで行うのが効果的です。
おすすめなのは、ワインや発酵食品にふくまれる健康成分「エリスリトール」配合のマウスウォッシュを使うこと。
エリスリトールは、菌の塊をバラバラに分解しやすくする作用をもっています。
食品に含まれるエリスリトールは、飲み込んでしまうので効果は得られないものの、マウスウォッシュに配合されていれば効果的です。
3.口臭の原因は舌苔にあり
舌は口の中の面積の80%ほどを占めています。
面積が圧倒的に広いために、菌も溜まりやすいといえます。
ですが、ただ歯磨きをしても舌苔を減らすことはなかなかできません。
かといって、歯ブラシで舌をこするのは刺激が強すぎて舌を傷つけてしまいます。
舌苔ケアに活用させてほしいのが、舌専用のブラシ。
とくに就寝前は、歯ブラシでしっかりと歯を磨いた後に舌専用ブラシをして舌苔を落とし、マウスウォッシュで仕上げてください。
4.フロスはスペシャルケアではない
菌をすべて撲滅するのは無理なおはなし。
でも、口臭が気にならない程度までに減らすことは可能です。
歯ブラシでしっかりと磨いているし、舌苔ケアもしているから大丈夫、と思いこむのはNGです。
歯と歯の間には歯ブラシではどうしても届かない汚れや食べカスなどが潜んでいます。
フロスはほとんど使用したことない、という人もいるかもしれませんが、フロス使用は今や常識!
1本ずつフロスを歯間に通していくと細かな汚れも取ることができます。
フロスは面倒なイメージもあるかもしれませんが、最近ではいろいろな形状のものが販売されています。
虫歯予防にもなる上に、口臭予防に必ずつながるオーラルケアなので普段からやるようにしましょう。
そして、口の中が乾燥してドライマウスになれば口臭がきつくなりがちに。
こまめな水分補給もしながら、唾液の分泌を活発にするようなマッサージも覚えておきましょう。
顎下腺マッサージ
左右の親指を頬の骨の内側の柔らかい部分にあてます。
耳の下のエラの部分から、徐々に前顎にむかって親指を移動させながら順番に押していきましょう。
5カ所ほど押していく間には、唾液が一気に出てくるのを感じられるはず。