乾燥肌の悩みは尽きないものですよね。
顔はスキンケアばっちりだから平気・・・という女性でも冬場ストッキングやタイツを脱いだら皮膚がカサカサ落ちてくるなんて人も多いのでは?
そして、かゆみまで引き起こしストレスになっている人も。
カサカサ肌を治して、潤いを持たせるためにはどうしたらよいのでしょうか?
今回は、カサカサ肌になってしまう原因と実行してほしい1日の保湿スケジュールについてまとめます。
目次
カサカサ肌の原因とは?
実はカサカサ肌の原因としてあげられるのが「洗いすぎ」。
現代のカサカサ肌で悩んでいる人の大半は、性別を問わず洗いすぎている人がとても多いんだそう。
保湿はすべての人にとって必要なものです。
肌がキュっとなるまで洗うのは、必要な皮脂まで洗い落としている証拠。
洗いすぎにより乾燥すると、肌は刺激に敏感になり「かゆみ」をはじめとした様々な肌トラブルの原因になります。
皮脂膜は天然の「最強保湿クリーム」
私たちの皮膚の皮脂と汗が交じり合った「皮脂膜」は、それぞれの人に合う「最強の保湿クリーム」です。
これを全て洗い流してしまうのは、とってももったいないこと。
カサカサ肌やアトピーに悩んでいるのなら、気になる部分は1時間に1回保湿してもいいくらい!
皮膚は体の内側にある全てのものを包み込んで守る「器官」です。
その質量は、体重の8%ほどだといわれています。
肌をしっかりと守ることは健康管理の一つなのです。
カサカサ肌のケア 3つのポイント
肌は新陳代謝により、汚れを捨て去る機能を備えた「排泄器官」でもあります。
そのため、汚れを落とすことに一生懸命になる必要はないのです。
本来は顔も体も、水でさっと洗い流せばほとんどの汚れが落ちます。
そしてお湯は、大切な皮脂までも流してしまうのでカサカサ肌を招くことに。
ボディソープや石鹸を使うのは、ワキや足などの汗をかきやすく、ニオイの気になる部分だけで十分です。
手でやさしく、さするように洗いましょう。
そして、カサカサ肌ケアに最低限必要なのは乳液などの保湿クリームと、日焼け防止、洗いすぎないこと、の3つ。
カサカサ肌になってしまったら、塗るものも調子に合わせて選んでいきましょう。
顔も体も化粧水だけでは、水分と皮脂が蒸発してしまうのでカサカサ肌になりがちです。
必ず乳液やクリーム、ワセリンなどの油分のあるもので「蓋」をしてください。
とくに入浴後は皮脂が流れ落ちているので、すぐに体全体に保湿効果の高いクリームを塗りましょう。
入浴前に、顔に乳液やワセリンを塗るのもカサカサ肌の対策として有効です。
カサカサ肌防止には、1年中の紫外線対策
カサカサ肌対策、肌の老化防止にはどんな高級な美容クリームよりも紫外線対策。
紫外線は真皮のエラスチンやコラーゲンなどの肌の弾力組織にダメージを与えます。
さらにはDNAを壊して皮膚がんを誘発する要因にもなりかねません。
そうなるとカサカサ肌どころではないですね。
たとえ雨が降っていても、紫外線は晴れた日の3割くらいは降り注いでいます。
そして窓ごしであっても、通り抜けてくるため油断はできません。
日焼け止め、紫外線対策は1年中!
雨でも室内にいるときでも怠ってはいけないのです。
カサカサ肌を治すべく食事とは
カサカサ肌を治し、健康な肌を作るためには緑黄色野菜やたんぱく質がかかせません。
必ず1日1回は摂取するように心がけましょう。
またネギ、生姜、ナッツ類は体を温めて代謝をUPさせます。
胃腸に負担をかけないように、よく噛んでゆっくり食事を摂る様にしましょう。
水分補給は、1日1.5リットルを目安に。
そしてカフェインは利尿作用があり、摂り入れた水分を外に排出してしまうので摂りすぎには注意しましょう。
カサカサ肌を治す1日の保湿対策スケジュール
肌の状態は日々違うもの。状態を見極めることも肝心。
朝
①洗顔は水だけで
両手に水をためチャプチャプと顔に水をあてるようにすすぐ。
洗顔料をどうしても使用したいのなら、Tゾーンくらいにとどめておきましょう。
温かすぎるお湯は使わないこと。
②朝の保湿
肌にまだ湿り気があるうちに、乳液やクリームを手のひらで温めてよくのばす。
顔の中心から外にむかって、スタンプを押すように顔にのせていきましょう。
③朝の日焼け止め対策
乳液かクリームタイプの日焼け止めを塗りましょう。
SPFは30以上、PA++以上のものを使うようにしましょう。
保湿時と同じように塗るのは顔の中心から。
皮膚のシワにそって横方向に塗るのが、なじませやすいポイント。
昼
①昼の保湿
メイクの上からでもかまわないので、クリームを目元や口元などカサカサする部分を中心に塗りましょう。
そっとカサカサ部分を抑えるようにのせていけばメイク崩れもしません。
②昼の日焼け止め対策
理想的なのは3時間おきに、少なくても昼に一度は日焼け止めを塗りなおしてください。
カサカサ肌の人なら、保湿効果のある日焼け止めを選びましょう。
夜
①メイク落とし
クレンジング剤は水で流した後に「ぬめり」が残らないものを選びましょう。
こすらずに、なでるようにしてメイクが落ちるのが理想的。
あくまで水で洗い流しましょう。
②お風呂
お風呂の温度は40度以下がベスト。
カサカサ肌が気になるなら、1度につかる時間は10程度にしましょう。
長湯は皮脂を流してしまう原因に。
カサカサ肌が酷い部位は、湯船につけないようにしてください。
③夜の保湿
化粧水などを塗った後に、朝同様、クリームをのせていきます。
寝るまでに時間があくのであれば、重ね塗りを繰り返しましょう。
カサカサ肌を治す方法まとめ
上でも書いてきたように、カサカサ肌を治すには
①保湿
②紫外線・日焼け止め対策
③洗いすぎないこと
の3つをしっかりと守ることが重要です。
半身浴などで芯まであたたまることも、体への健康効果はありますがカサカサ肌にとっては悪循環。
半身浴など、ゆったりと湯船に浸かりたいときはワセリンを塗ってから入浴するように癖づけましょう。
カサカサ肌を治すのには、この3つをしっかりと守ればそんなに時間はかかりません。
お風呂の温度をさげるだけでも、効果がすぐ現れるひともいるでしょう。
冬場でも、タイツやストッキングを脱いでも滑らかな足は魅力的なものです。
すぐ実行できる簡単なものばかりなので、今日からすぐカサカサ肌対策をはじめましょう!