間違ったケアで開きやすい毛穴ですが、夏は特に目立ちやすいと言われています。
毛穴が開くと皮脂やメイク汚れなどが詰まりやすくなり、メイクでもカバーが難しくなるほど目立ってしまいます。
そもそも、なぜ夏になると毛穴開きが目立ってしまうのでしょうか?
今回は夏の毛穴開きの原因や対処法についてご紹介するので、毛穴が目立って困っている方はぜひ参考にしてみてください。
目次
夏に毛穴が開きやすい原因
1年を通して夏は特に毛穴が開きやすいと言われていますが、その原因はどこにあるのでしょうか?
まずは夏に毛穴が開きやすい原因からご説明します。
皮脂の分泌量が増える
夏は1年のうちで気温や湿度が急上昇し、その影響で汗や皮脂の分泌が活発となり最も皮脂の分泌が増える時期です。
夏になるとメイクが落ちやすかったり、ベタつきやテカリが目立ったりするのは、皮脂がたくさん出ている証拠と言えます。
毛穴は皮脂を分泌するための穴なので、分泌量が多いと開きっぱなしの状態になり目立ってしまいます。
ケア不足になりやすい
皮脂の分泌により肌が潤っていると感じる人も多いです。
しかし、実際は大量に汗が流れることで、肌の潤いまでも一緒に流れ出ています。
肌表面は潤っていても、肌内部は乾燥している隠れ乾燥が起きている可能性が高いです。
また、夏は肌がベタついて嫌だからと、十分な保湿をせず簡単にスキンケアを済ませてしまう人も多いでしょう。
結果、スキンケア不足から乾燥が悪化し、毛穴が開きやすい状態となってしまうわけです。
乾燥すると肌のキメも乱れてしまい、それも毛穴を目立たせる原因になります。
紫外線の影響を受けやすい
紫外線の量は4月から9月にかけて増えていき、7月・8月がピークとなります。
1年を通して夏は最も紫外線が強くなる時期なので、肌への影響も一番受けやすいと言えるでしょう。
紫外線は肌内部を守っているバリア機能を低下させる働きがあります。
その結果、スキンケア不足と同じく毛穴が開きやすい状態になってしまうのです。
紫外線はコラーゲンを分解し、減らしてしまう作用があります。
コラーゲンが減ると肌の弾力やハリも失われ、たるんでしまい毛穴が引っ張られ、開いてしまう原因の1つとなります。
夏の毛穴開きの対処法
毛穴が開いてしまうと角栓や汚れにより、ポツポツが目立ちやすくなります。
ポツポツ毛穴を目立たせないためにも、夏の毛穴開きはしっかり対処していきましょう。
夏の毛穴開きは以下の方法で対処可能です。
丁寧なクレンジングと洗顔を心掛ける
毛穴に皮脂や汚れが詰まっていると開きっぱなしの状態となるので、ますはクレンジングと洗顔で汚れを落とすことが大事です。
しかし、皮脂は肌に潤いを与える役目もあるので、過剰な洗顔は乾燥肌の原因となります。
クレンジングや洗顔を行う時は、強い力でゴシゴシ洗ったり、時間をかけすぎたりしないように気をつけてください。
また、クレンジング剤や洗顔料が顔に残ってしまわないように、しっかりぬるま湯ですすぎましょう。
洗顔後やお風呂の後はできるだけ早く化粧水を使うと乾燥を防げます。
夏も乳液やクリームでしっかり保湿
収れん化粧水を使う
表情筋を鍛える
紫外線の影響でコラーゲンが不足すると肌はたるんでしまいますが、皮下脂肪を支える表情筋まで衰えるとますますたるみは悪化します。
たるみ肌の影響を少しでも減らすためには、表情筋を鍛える方法が効果的です。
表情筋を鍛える方法は色々ありますが、毛穴開きが目立ちやすい頬やあご周りを鍛えたい時は「あいうえお」を発音するだけのトレーニングです。
発音と言っても、顔の筋肉をしっかり動かすことを意識して発音することがポイントです。
例えば、「あ」と言う時は、にっこりと笑うように大きく口を開き、10秒ほど伸ばして声を出します。
他の言葉も頬や口、目元を動かすことを意識して発音していきましょう。
発音後、口周りや頬に少し疲労感が残れば、しっかり動かせたことになります。
毛穴補正効果のある下地を使う
毛穴が目立つからとファンデーションの厚塗りはNGです。
毛穴開きの改善には食生活も重要
夏の毛穴開きのケアと合わせて、食生活を見直して体の内部から改善を試みることも大事です。
皮脂の過剰分泌は環境だけではなく、普段の食事からの影響もあります。
毛穴開きを目立ちにくくさせるためにも、以下のポイントを意識してみましょう。
糖質や脂質を大量にとらない
甘い食べ物や油っぽい食べ物を大量に食べると、皮脂の分泌量が増えてしまいます。
どちらも体にとっては大切な栄養ですが、毛穴開きが目立つ時はお菓子や揚げ物など糖質・脂質の多い食事は控えましょう。
皮脂の過剰分泌を抑えるビタミンB2とB6をとる
ビタミンB2とビタミンB6には皮脂の分泌を調整する働きがあるので、積極的にとっておきたい栄養の1つです。
ターンオーバーを促すビタミンAをとる
ビタミンAには肌のターンオーバーを促す働きがあります。
ターンオーバーが乱れると古い角質が取れず、毛穴に詰まりやすくなります。
肌表面がザラザラしたり、毛穴の開きが改善されなかったりする原因となるので、ビタミンAも積極的にとる必要があります。
夏は高温多湿の環境や紫外線の影響で、皮脂の分泌量が増えたり、乾燥しやすかったりすることが原因で毛穴が開きやすい時期です。
しかし、毎日の丁寧なケアを心がけることで、毛穴目立ちを軽減できます。
ご紹介したケア方法や対処法を長期的に取り組み、夏も毛穴レスな美肌をつくっていきましょう。