目の下にクマがあると、顔色は悪く見えるし老けて見られがち。
とにかく憂鬱になってしまうもの。
でも、目の下のクマが出来ている原因を判断して、しっかりと対処すればクマは治るんです。
自分の目の下のクマをしっかりと見極めて、適したケアをしていきましょう。
この記事では、クマの種類の見極め方とそれぞれのクマに合った治し方をまとめます。
目次
あなたの目の下のクマはどのタイプ?
目元の皮膚はまわりの皮膚に比べてとても薄く、その厚みは1/3程度しかありません。
そのためとってもデリケート。
お手入れを怠っていたり、不規則な生活を繰り返しているというような「間接的」なダメージもあっという間にクマの原因に。
しかも、目の下のクマには種類があり、その種類によって対処法も異なるんです。
目の下のクマの種類は、大きく分けて3つ。
①青いクマ・・・血行不良
②茶色いクマ・・色素沈着
③黒いクマ・・・たるみ
もし、クマを気にしていながらも自己流のケアで一向に改善していないなら、クマの種類と対処法が合っていないのかもしれません。
まずは、自分のクマの種類をしっかり見極めて。
クマの種類チェック
種類別:クマの原因と治し方
青いクマの原因
青いクマは、目のまわりにある毛細血管の影響。
睡眠不足、運動不足、ホルモンバランスの乱れや鉄分の不足などが原因となって、毛細血管の血行が悪くなると目元の薄い皮膚から毛細血管の色が透けて見えることで青いクマになるのです。
冷え症に悩む人や、貧血気味の人にできやすいので注意しましょう。
青いクマの治し方
青いクマを治すのに大切なのは、目元の血行を良くして血流を整えること。
ホットタオルやアイマスクを数分間あてて温めるだけでも、青いクマは薄くなり治っていくはずです。
血行促進作用が期待できる、炭酸入りのコスメを使用するのもいいでしょう。
そして目元に限らず、実は青いクマの原因が全身の血行不良から来ている場合もあるので、湯船にしっかりと浸かる入浴を心がけ、適度な運動も取り入れるようにしてみましょう。
そしてもちろん良質な睡眠は欠かせません。
黒いクマの原因
黒いクマに悩んでいる方、残念ながらその原因は老化のサイン。
年齢を重ねていくと、下瞼の皮膚や筋肉はたるみます。
そのため眼窩(がんか)にある脂肪が前に押し出されるので影ができ、クマのように見えてしまうのです。
黒いクマは、あくまで影。
温めたりコンシーラーなどのメイクで隠そうとしてもなかなか治りません。
最近はスマホ、パソコンなどを多く使用して目を酷使している人が多いため、若いのにこの黒いクマに悩まされている人も増えています。
黒いクマの治し方
目頭や目尻にできる小じわは、黒いクマの原因にもなりえる「たるみ」の前兆です。
ある程度の年齢になったら、アイクリームやアイケア用品は欠かせないのは消せない事実。
気になり始めたら朝晩しっかりとアイケアしましょう。
くっきりとした黒いクマに悩んでいる場合は、スキンケアや自己ケアではもう治すことができないことも。
医療機関や美容クリニックへの相談も視野に入れて。
茶色いクマの原因
茶色いクマの原因は、あなたの日頃の習慣によるものである可能性大です。
アイメイクを落とすとき、必要以上にこすったりしていませんか?
もしくは、まだ目の周りのメイクが残っているのに放置しがちだったりすることはないですか?
ずぼらなメイクオフは、茶色いクマの原因となる色素沈着につながります。
徐々にお肌のターンオーバーも乱れていくため、同じことを繰り返していたら茶色いクマは悪化する一方で治るどころの騒ぎではありません。
茶色いクマの治し方
茶色いクマの治し方の基本は、お肌に負担をかけずに汚れやメイクをしっかりと落とす、保湿や美白ケアをきちんとすることで徐々に治る可能性があります。
アイメイクを落とすときには、必ず専用のアイメイクリムーバーを。
優しくなでるように、しかもすみずみまでしっかりと汚れを落としましょう。
メイクオフがきちんとできたら、保湿効果、美白効果の高いアイクリームでケアしましょう。
クマができやすいのはどんな人?
実は腸内環境が悪い人は、クマができやすいんです。
腸の大事な役割である、必要な栄養素の吸収・老廃物の排出が衰えてしまうと、新陳代謝も血行も悪くなりクマやくすみ、乾燥、ニキビなどのお肌のトラブルを招くことになります。
普段から便秘、下痢などの腸の不調がある人はクマもできやすいタイプ。
腸内環境を整えることも意識することを心がけていきましょう。
いろんな種類のクマが同時にできることも
クマは大きく3つに分けられるものの、年齢を重ねると複数のクマが同時にできてしまうこともあります。
私たち現代人は、昔の人よりも目を酷使しているので目元の老化が早いので、早めのケアが大切です。
クマの共通項は、やはり生活習慣の乱れ。
規則正しい生活、バランスのとれた食事、良質な睡眠、ストレスの解消を日々念頭におきましょう。
クマを治すツボ押し
朝はなかったのに、外出先で鏡を見たらクマが・・・
そんな時は、ツボ押しが効果的です。
①清明(せいめい)
目元の小じわ、疲れに効果的。
目頭の骨のくぼみにあるツボ。
押すと鼻の奥の方に軽い刺激を感じます。
②四白(しはく)
黒目の真下から、指2本分くらい下の頬骨の上にあるツボ。
眼精疲労や目の痙攣、頭痛改善にも効果があります。
③觀髎(けんりょう)
目尻と鼻の穴の延長線が交差する部分にあるツボ。
眼精疲労だけでなく、目元や額のシワ予防しも効果があります。
④瞳子髎(どうしりょう)
目尻から親指1本分外側の骨のくぼみにあるツボ。
目元の小じわ、頭痛改善に効果があります。
痛気持ちいい程度で、各ツボを5秒ほど息を吐きながら押しましょう。
5回ほど繰り返すと、目がすっきりとしてきます。
効果を期待して強く押しすぎるのはNG。
アイクリームを塗ったあとの習慣にすると、摩擦も軽減できるのでおすすめです。