だんだん気温も下がってきて、朝晩はめっきり冷え込むようになってきましたね。
手足の冷え、感じていませんか?
最近は、昔に比べて低体温の人が増えているそう。36.5度くらいが理想的な体温ですが、あなたはどうですか?
冷え性の女性はとても多く、「冷え」は私たちに様々な不調をもたらします。
ダイエットの妨げになったり、免疫力が低下したり、生理不順や不妊にまで影響をおよぼしてしまうんです。
温活をすることで、理想的な体温36.5度をめざしていくと、嬉しいことがたくさん起こってきますよ。
目次
①朝起きたら「白湯」を飲もう
朝起きぬけに冷たい飲み物を一杯。そんな習慣がある方も多いのでは?
温活の第一歩は、朝の一杯の白湯からはじめましょう。きちんと火にかけて沸騰したものを適温になるまで冷まして飲むことが大切。
白湯で内臓があたためられると、身体のエネルギーを使って体温を上昇させる必要がなくなります。
結果、臓器や器官へエネルギーを使うことができるので、体内サイクルも活発化します。
飲む量は100ml~200mlがおすすめ。
白湯が温活によいからと飲み過ぎはよくありません。
消化・吸収力のUP
朝食のおよそ30分前に白湯を飲むことで、内臓が温められるため朝食の消化、吸収力が促されます。
白湯を飲むといったん胃液が薄まりますが、30分程度たてばもとに戻るため消化や腸からの栄養の吸収もスムーズに。
満腹中枢への刺激も加わり、朝から食べ過ぎてしまうということもなくなります。
睡眠の質の向上
良質な睡眠を得るためには、寝ている間の体温が下がっていることが重要です。
体温が下がっていないと脳がリラックスしないので良質な睡眠を得ることができません。
体温を寝る前にさげるのに効果的なのは入浴で、芯まであたたまり、体温が下がったときに眠りに入るのが一番良質な睡眠を得る方法なのですが、白湯を飲むことでも同じような効果が期待できます。
就寝2時間前程度に、白湯をゆったりと飲むことが深く良質な睡眠を得られるポイントです。
本を読みながら・・・音楽を聴きながら・・・がおすすめです。睡眠前のスマホやPCは避けましょう。
②生姜を積極的に摂取する
温活食材として、筆頭に名前があがるもの。それは「生姜」です。
実は、生のまますりおろしたものには温活効果はありません。
冷えを改善してくれるのは、ショーガオールというものであり、これは生姜を加熱してこそ生まれる成分なのです。
煮たりするよりも、一番ショーガオールを生みやすいのは炒めること。
また、乾燥させた生姜も温活に偉大な力を発揮します。
簡単にできる常備温活食材 乾燥生姜レシピ
オーブンで簡単につくれる乾燥生姜がおすすめです。保存容器に入れて冷蔵庫で保存しておくと便利。
紅茶に入れれば、おいしい生姜紅茶の出来上がりです。
画像出典:From my kitchen
めちゃくちゃかわいい温活グッズ 生姜パウダー
生姜ならなんといっても高知県。アラジンのジンジャーパウダーは可愛いだけでなく、刈谷農園さんが栽培期間中、農薬・化学肥料などを一切使わずに育てた生姜を使用した、
完全無添加100%のオーガニックジンジャーパウダーです。
3、4日天日で乾燥させてから独自の方法でパウダー状にされています。
③温活は3首をあたためることがカギ
3つの首を冷やすべからず。そんなことを聞いたことはありませんか?3つの首は、首、手首、足首。
この3つの首には、太い動脈が身体の表面近くにでている部分なうえに洋服を着ていても冷えてしまいがちな位置にあります。
首の冷えは肩こりの原因につながり、上半身全体までもを冷やしてしまいます。
風邪のひきはじめにも、首を温めると効果的。冬はエアコンやストーブに頼ってしまいがちですが、室内でも小ぶりのストールを首に巻いてみましょう。
体感温度もかわり、体温もあがります。小さ目のタオルでもOK。
また、手首も見落とされがちですが温活生活には重要な部位。
手首を温めると子宮が強化されるといわれており、妊活中の方には是非冷やさないようにしてほしい「首」といえます。
足は絶対に冷やさない
足の冷えが気になる方はもっとも多いのではないでしょうか?
最近ではシルク靴下や5本指靴下の重ね履きなどもすすめられていますね。
重ね履きはちょっと面倒くさい・・・という方にはレッグウォーマーもおすすめ。
私は仕事中も履いています。しっかりと足首が隠れるように履くのがポイント。
レッグウォーマーはここ3年ほどで履くようになりましたが、これをするようになって膝下が細くなりました。
またフットバスもおすすめ。私も以前使用していましたが、最近はもっぱらお風呂の洗面器で代用しています。
お休みの日は、洗面器をソファへ持っていき、本をよみながら簡単な足浴をしています。
アロマオイルや入浴剤を入れて香りも楽しみながら、ちょっとしたご褒美タイムに。
④お風呂はつかるもの。シャワーだけですませない。
1人暮らしをしていると、ついついシャワーでお風呂を済ませてしまうこともあります・・・。
温活の基本は血行促進。
ぬるめの38~40度のお風呂で、2~30分程度半身浴することがおすすめ。
芯まであたたまることがポイントです。
発汗作用・保温効果を促すなら、やはりバスソルト。
また、加温効果の期待できるアロマオイルを入れるのも◎。ジンジャーやラベンダー、シナモン、ローズマリーなどがおすすめです。
⑤温活を意識した食生活を
温活に最適な食べ物
食品には陽性と陰性の食べ物があります。簡単に言えば、身体を温める食べ物と冷やしてしまう食べ物。
一般的に、夏野菜は体を冷やし冬野菜は体をあたためると言われています。
温活に最適な食べ物は、果物なら桃、あんず、さくらんぼ。
野菜なら、人参、ゴボウ、レンコン、山芋、カボチャなどの根菜類やネギ、ニラ、柚子、シソ。
調味料として使うなら、味噌、チーズ、黒砂糖。
香辛料なら、唐辛子、にんにく、こしょう、山椒、しょうゆ、味噌、生姜がおすすめです。
おすすめの温活レシピ
画像出典:SnapDish
画像出典:*ゆずママの料理手帳*
⑤適度な運動、ストレッチで身体をほぐそう
家の中でもできる簡単なストレッチやウォーキングなど、気軽にできる運動をこころがけるようにしましょう。
一駅分歩いてみたり、階段をつかってみたり、デスクワークの間に軽くストレッチをしてみたり・・・
生活のなかで少しずつ、意識的に体を動かすことが大切です。
筋肉量が増えると、基礎代謝もUPします。
この代謝をあげることでも、冷え性の改善、温活につながります。
⑥温活生活がもたらす嬉しいこと
温活で自然なダイエット&健康
日々の体温が上昇すると、血行が促進するため基礎代謝もあがります。
体温が1度上昇したとすると、基礎代謝は10~12%も上昇します。女性の1時間あたりの基礎代謝はおおよそ55Kcal程度のため、何もしていないときでも5Kcalほど多く消費するようになるんです。
つまり、低体温のひとより高体温の人の方がカロリーを消費しやすい=太りにくいということになります。
ダイエットというと、すぐ食事制限に走りがちな女性も多いと思われますが、まずは体温を上げることから。
また、体温が1度さがると免疫力が30%も低下するとも言われており、温活は健康維持にも好影響間違いなし。
温活生活で36.5度をめざしていけば、自然と消費しやすい健康な身体になれるのです。
温活が美肌を生む?
あごまわりによくニキビができてしまう、なんて方いませんか?
実は冷えとニキビには密接な関係があるのです。
散々、温活には血行促進、といっているように、血行不良は冷えばかりか肌トラブルまでひきおこします。
また、冷えたお肌は乾燥肌まっしぐら!
なかからしっかりと温め温活することで、お肌まできれいになってしまうのです。
⑦温活で妊活!
最近では晩婚化もすすんだことから、意識的に妊活に取り組むご夫婦も増えてきました。
妊活をはじめるその基本も、温活にあります。
排卵日を予測する上でも役に立つ基礎体温。
生理の周期、ホルモンバランスを知るうえでもバロメーターになることは間違いありません。
その基礎体温ですが、理想的なのは36.5度から37度とも言われています。
ずいぶんと高めに感じるかたも多いと思いますが、このくらいの基礎体温が一番妊活に最適な体温とされています。
妊活をはじめるなら温活を実施して、少しでも基礎体温を上げましょう。
妊活には、マカのサプリメントがよいとも言われていますが日々の生活からしっかりと見直していくことが大切。
大切な3つの首のほかにも、お腹や子宮、腰回りを冷やさないことを心がけましょう。
アウターにも響かない薄手のシルク腹巻なら、臨月になっても使用できる伸縮率で重宝します。
また、湯上りにどうしても足先から冷え切ってしまうという妊活中の方にはゆたんぽが最適。
これからどんどん冷え込んでいくので、常備しておくことをおすすめします。
⑧出来る範囲で温活を。
冬場は冷えとの戦い。
じっくり温活生活はしたいけど、思うように実践できずに悩む方もいるかもしれません。
そんな忙しい女子には、ホッカイロもありますよ。
おへその下と腰に小さいカイロを貼るだけでも、プチ温活は可能です。
もちろんお腹だけあたためても、足先から冷えていては意味がないのですが、貼らないよりは絶対にマシです!
少しでも冷やさないことが大切。
まだ若いからと侮らず、女子なら冷やさないを鉄則に!
温活をしていると、頭痛や肩こりの悩みもなくなり前よりも体が軽くなったような気がします。
料理に時間がかけられないなら生姜やスパイスで、足浴なんてする時間がないなら靴下やレッグウォーマーで。
あなたに出来る範囲の温活を、今すぐはじめてみてください。