まだ暑い日が続いておりますが、もうすぐ秋がやってきます。
食欲の秋、読書の秋などとも申しますが、スポーツの秋というのもよくいうものです。
秋になってだんだん涼しくなってくると、何か体を動かしたい、スポーツでもはじめたい・・・
そんな気分になる人も多いはず。
スポーツは代謝UPや免疫力UP、ダイエットや肥満防止などのメリットも沢山ありますが、ちょっと間違えると逆に体の負担になってしまいます。
分かりやすいのが、運動会のお父さん。
普段あまり体を動かすこともなくなっているのに、昔の自分のイメージで急に激走したり、無理をして足がもつれる・・・
こんな状況はよく目にしますが、思わぬケガの元にもなります。
そして、普段から運動し慣れていても誤った方法で継続すると体のトラブルを生む原因に。
スポーツは健康的に基本をしっかり抑えておくことが大切です。
スポーツで起こりがちなトラブル4つ
スポーツは快適に行うことに意味がある
①疲労の蓄積
スポーツは、リフレッシュにもなる反面、疲労物質を体にためる一因にもなります。
毎日、激しい運動を続けたり、きちんとクールダウンできていないと疲労の蓄積につながります。
②熱中症
体の中に籠った熱を発散できずに、めまいや意識障害などを起こすのが熱中症。
気温が高いと起きやすいものですが、決して真夏だけに起こりえるトラブルではありません。
しっかりと、水分補給しながら熱を上手に発散させないと、室内でヨガをしているときにですら熱中症になることがあります。
③関節障害
トレーニングマシンや、筋力トレーニング、一般的な球技を行う際に起こりやすい関節障害。
ボールを打つ姿勢、膝などの間接の曲げ方に無理があったり、些細なことの積み重ねで、膝、肘、手首などに痛みが発症します。
④肉離れ
激しい過度の運動に筋肉がついていけず、部分的に断裂を起こしてしまうのが肉離れ。
大丈夫、大丈夫、と我慢して無理をすることで起きやすいスポーツトラブルです。
若かりし学生時代に、スポーツに自信のあった人ほど注意が必要です。
ストレッチや、準備体操はしっかりとしましょう。
スポーツをするために守るべき5つのポイント
健康的にスポーツするための基本
①スポーツの基本をおさえよう
なんとなく、こうかな?と見様見真似でやってしまうスポーツは、まさにケガの元。
ジムでのトレーニングですら、手首の返し方ひとつでケガをしやすいかどうかが変わってきます。
種目を問わず、トラブルを防いで効率よく運動するためにも、スポーツは基本を知ることがとても重要。
基本なんて面倒くさい!という甘い考えは絶対にNG。
②シューズ、ウエアはサイズの合ったものを
よく、カタチから入る、などとウエアやシューズに凝る人もいますが、あながち間違いではありません。
運動し慣れない人こそ身に着けるシューズやウエアはサイズの合った正しいものを選びましょう。
特に大事なのは、シューズ選び。
エアロビやランニングなど、足首や膝に負担のかかりやすいスポーツでは特に、専用シューズを入手することをおすすめします。
③筋トレの回数や強度の無理は禁物!
スポーツをして、その効果を早く出したいからと焦って、いきなり回数をこなそうとしたり無理をするのはやめましょう。
筋力トレーニングは、自分が持つ能力の8割程度の範囲で行うのが最も効果的です。
そして、1回しっかりと筋力トレーニングを行ったら、2日間をあけて筋肉が落ち着くのを待ちましょう。
また、ランニングも実はおしゃべりできるくらいのゆったりとしたペースで行うのがベター。
集団で行うエアロビやヨガも、周りがいるので焦りがちですが、できる範囲で自分のペースを守りましょう。
無理をしすぎないほうが、結果的に体にも一番いい効果が得られます。
④水分補給はしっかりと
スポーツをするときには、しっかり水分補給をしましょう。
これはもう常識ですが、のどが渇いてから水分補給している、という人は案外多いもの。
水分補給のタイミングが遅いと、疲労物質の代謝がうまくいかないので筋肉のけいれんをおこす原因にもなります。
スポーツ前から、しっかりと水分補給はしておいて。
スポーツし始めて出る汗の水分量をあらかじめ補給するイメージで飲んでおきましょう。
⑤ストレッチは習慣に
スポーツ前後のストレッチは、体を温めて筋肉の負担を軽減する働きがあります。
また、しっかりとストレッチしておくと、関節の可動域を広げて関節障害を防ぐ効果もあります。
そして、スポーツの締めに行うストレッチは、筋肉の活動を鎮静化し疲労物質が溜まるのを防ぐことができます。
スポーツした後はストレッチしない、という方も多いのですが、実はウォーミングアップと同じくらい大切なことなのです。