重症の金属アレルギーの私は身につけるアクセサリーは
プラチナとステンレスのみと徹底しています。
私はシルバーやゴールドでもかゆくなってしまうので、絶対に身に付けません。
そのため今はアクセサリーでかゆくなることもただれることはもうありません。
ボディーピアスも数箇所開けていますが、ステンレスなので問題なし。
でもどんなにアクセサリーに気をつけても、デニムの内側の金属のボタンや
服のファスナーが直接肌に触れても、もうダメ。
数時間でアレルギーが出てきてしまいます。
あと、夏にノースリーブの服でチェーンのショルダーバッグも、水着の胸元の
金属のチャームもダメです・・・。
目次
金属アレルギーが発症したのは大学生の時
症状が出始めたのは大学一年生の頃。
安物のネックレスで首は絞められたかのように赤くただれ、水泡のようなものができていました。
腕周りも時計の金属製のベルトで真っ赤に。
耳のピアスの穴からもいつも変な汁が出ていました。
その頃若かった私は、それでもアクセサリーをしたくて、身に付けるのをやめませんでした。
多少ただれていても、付けたいからつける!
皮膚科に行ってもステロイド入りの軟膏を処方されるだけで
その場しのぎでひどくなる一方でした。
金属アレルギーの治療にはどんなものがあるの?
最近は金属アレルギーの存在も以前と比べてメジャーになり、金属アレルギー外来などもあります。
金属アレルギーの治療は以下のようなものがあります。
①歯科治療
アレルギーを起こす原因になる歯の金属製の詰め物を除去する治療。
②キレーション
体内に蓄積した有害金属を点滴で排出する療法。
③デトックス治療
デトックス効果のあるサプリメントを服用する治療。
④漢方薬
体質を改善する漢方薬などを服用する治療。
⑤ホメオパシー
問題となる金属を含むレメディー(砂糖玉)を摂ることで
自己治癒力を高める方法。
①は一番現実的な治療だと思いますが、私は口の中に金属製の詰め物はなく、
この治療は当てはまりません。
②~⑤は科学的根拠が乏しいとも言われていて、そして高額なので
私は興味を持てませんでした。
私流金属アレルギーとの付き合い方
私がこの20年で学んだ金属アレルギーとの付き合い方は、
とにかく原因となる金属を徹底的に避けて生活すること。
これに尽きます。
アクセサリー
アレルギーが出る素材のアクセサリーは絶対身に付けないのが鉄則です。
私ならプラチナとステンレス以外はNGです。
最近はステンレス製のアクセサリーも結構売られていますが、
ここで問題が。
例えば、ピアス。
私は大きめのデザインが好みなのですが、プラチナ製やステンレス製のピアスは小ぶりなもの、シンプルなものが多いんです。
そこで私はステンレスのピアスパーツを買って、ペンチを使って付け替えています。
このパーツは1個70円ほど。
ネックレスも同じです。
アレルギーの出ない木製や貝製のものでも、留め具のところは
だいたい金属でできているので、ステンレスの留め具に付け替えています。
ファッション
・ブラは金具が金属ではないストラップに付け替える
・デニムの内側の金属のボタンには金属アレルギー用の樹脂コートを塗る
・裸足でサンダルを履く場合は、金属が当たる部分に前もって透明タイプの
サージカルテープを貼っておく
・腕時計はしない
・持ち手が金属製のバッグは買わない
コスメ選び
金属アレルギー持ちならば、化粧品にも注意が必要です。
ファンデーションやアイシャドーなどに色素として使われる酸化鉄や酸化チタン
などにコバルト、ニッケル、クロムなどの金属がわずかに含まれてます。
それが汗と結びついてアレルギーを引き起こします。
私は化粧品での金属アレルギーはそれぼどひどくないのですが、
ミネラルファンデーションや日焼け止めで反応してしまうものがあるんです。
あれ?と思ったらすぐに使うのをやめ、もったいないけど捨てたり誰かにあげたりします。
昔のようにひどいアレルギーはもう何年も出ていません。
かと言って金属アレルギーのことを1日たりとも忘れたこともありません。
服を買うとき、服を着るとき、靴やアクセサリーや化粧品を買うときなど
いつでも自然に苦手な金属を避けています。
それは苦ではなく、この20年で当たり前になった私の習慣です。