「毎日洗っているはずなのに頭が痒い」という悩みを抱えている方は少なくありません。
頭が痒いせいで、他のことに集中できなくなり、ストレスが溜まってしまうようになります。
では、一体なぜ毎日洗っているにも関わらず、痒くなってしまうのでしょうか?
実は、痒みの原因は私たちの身近なところに存在していたのです。
頭皮に関する様々な悩みを解決し、健康的な状態を取り戻すためにはどうしたらいいのでしょうか?
今回は、原因や頭の痒みで悩んでいる方がストレスフリーの状態で生活を送れるように、すぐにできる改善方法についてご紹介します。
目次
頭が痒くなる原因とは?
自分では清潔にしているつもりでも、何かしらの原因によって頭皮トラブルを引き起こしてしまっている可能性があります。
痒みという症状は、集中力がなくなったり、イライラしたりと精神的に大きなストレスを、与えます。
そのため、そのストレスがさらに頭皮にダメージを与えている可能性が考えられるのです。
暖かくなる季節は注意
春から夏にかけての時期は、だんだんと気温が上昇するため、紫外線による影響を受けやすくなったり、汗をかいたりします。
また、汗をかいたとしてもすぐに洗い流せば問題はありませんが、そのまま放っておくと皮脂や汚れに雑菌が繁殖するため、痒みを引き起こしてしまうのです。
寒くなる季節にも注意
頭皮トラブルの主な原因は「頭皮の乾燥」と言われているので、頭が痒くなるのは春や夏だけではなく、秋や冬などの乾燥しやすい季節にも注意が必要なのです。
洗髪の仕方やシャンプー
普段お風呂に入る際の洗髪のやり方や、使っているシャンプーが痒みの原因になっている可能性があります。
洗髪時には爪を立てず、指の腹で頭皮を傷つけないよう丁寧に洗うことを意識するとよいでしょう。
「頭皮湿疹」の可能性が高い
頭皮湿疹とは、皮膚病の一種である湿疹が頭皮にできることで、主な症状として、頭皮の痒み、炎症、フケ、ベタつき、乾燥などが挙げられます。
接触皮膚炎
自分の肌質に合わない物質が、頭皮に直接触れることによって起こる皮膚炎です。
皮脂欠乏性皮膚炎
刺激から頭皮を守るためのバリア機能が低下してしまうと、刺激を受けやすい状態になってしまいます。
皮膚欠乏性皮膚炎はほとんどの場合、シャンプーをしすぎて乾燥してしまったり、十分に洗い流せなかったりすることが原因となっています。
脂漏性湿疹
過剰に皮脂が分泌されていることによって、「マラセチア菌」というカビが繁殖してしまい、痒みを引き起こしている可能性が高いです。
アトピー性皮膚炎
皮膚のバリア機能が弱いため、外部から刺激を受けるとすぐに反応してしまいます。
また、アトピー性皮膚炎に関しては自力で治すことができないため、皮膚科を受診して適切な治療を受けるようにしてください。
生活習慣の改善
まず初めにできることは、食生活、運動、睡眠、飲酒・喫煙など、日々の生活習慣の見直しです。
食生活
普段どのような食生活を送っているかによって、頭皮の状態が悪化する恐れがあります。
ほんの少し改善するだけでも大きな効果が得られるため、ぜひ食生活を見直してみてください。
運動
ストレス解消や血行促進、睡眠の質の向上など、日常生活で適度な運動をすることによって得られるメリットはたくさんあります。
睡眠
十分な睡眠時間が確保できていないせいで、ストレスが溜まりやすくなり、頭皮にもダメージを与えている場合があります。
飲酒や喫煙
血液中の栄養素、酸素を低下させてしまう飲酒や、毛細血管を収縮させてしまう喫煙は、頭皮の血行不良の原因となり乾燥を招いてしまいます。
シャンプー・洗髪の仕方を変える
毎日使っているシャンプーが原因になっている可能性が考えられるため、生活習慣を改善しても症状が治まらなかった場合、シャンプーを変えてみましょう。
頭皮に優しいシャンプーを使うことによって、痒みを改善できるかもしれないですし、洗髪の仕方を変えるのも効果的です。
しっかりとシャンプーを泡立て、爪ではなく指の腹で揉み込むようにして洗い、シャンプーを水で流し終えた後は、必ずドライヤーで根元から丁寧に乾かしましょう。
保湿グッズでケアする
頭皮の乾燥で困っている場合は、保湿グッズでケアをするのがオススメなので試してみるとよいでしょう。
このように潤いを与えることによって、肌本来のバリア機能を取り戻すことができます。
今回は、頭皮トラブルである頭の痒みについてご紹介しました。
頭の痒みは、季節や生活習慣、洗髪など、様々なことが原因となる可能性があります。
症状が悪化することを防ぐために、今回ご紹介した、すぐにできる改善方法を実践してみてはいかがでしょうか?
それでも、痒みが治まらない場合は、皮膚科を受診し、適切な治療をしてもらったり、薬を処方してもらうなどして、頭の痒みを解決しストレスフリーな状態を目指しましょう。